乱暴なDTM講座

DTMの闇に切り込んだ国内初のブログ

3_27_000119_01

DAWはとりあえず、ゴテゴテしたものは避けるべきだ。
という忠告を守ったとして、次に音源だな。
ここではとりあえず、シンセとドラム音源に限った話で進めていくから。
今や音源の種類なんて死ぬほどあるからな。

音源を選ぶときに、オマエらどういう基準で選んでる?

①だれそれが使ってる。
②プリセットが2000くらいある。
③パラメーターが沢山ついててエディットできる。 


おそらくこういう感じで選んでいないか?
もうわかるよな?これ全然ダメだから。
じゃ、説明する。

①だれそれが使ってる。
そのアーティストが好きなほど、その音源を好きになれないぞ。
なぜなら、そいつのような音が出せないか、出せてもそいつ以上の使い方できないから。
逆に誰も使ってない、見向きもしない、みんなからクズだと思われているような音源こそ狙い目だ。
そういう意味では今ハードが熱い。

②プリセットが2000くらいある。③パラメーターが沢山ついててエディットできる。 
俺がソフトシンセが嫌いなのは、プリセットとパラメーターが制約なくて多すぎて
手に余るからだ。いいか?選択肢が多いことがいいことだと思うな。
本当は制限があるからこそ、想像力が働くんだよ。

最近のソフトシンセはプリセットを聞くだけでも何日もかかるよな。
こんなのはっきりって無駄だから。時間の無駄。
もっと言えばプリセットなんかいらないんだよ。

音くらい自分で作れ。音くらい作れないやつが
曲作ろうとか思うな。


「ぷっ古臭いオッサンが・・」と笑ったオマエ。
こっちに来い。

よし歯を食いしばれ。

images
ダウッ!!


・・・・・・


まぁ殴ったことは素直に謝る。
訴えるなよ。

俺が言いたいのはこういうことだ。
音作りを覚えた方が曲作りにおいても近道だ。
ということ。

シンセ操作の基本は当然知ってるよな?
ここではそんな当たり前のことはいちいち解説しないから
適当にシンセの基本でググって調べろ。
中学校でた頭なら3日くらいで理解できる内容だ。

読んだけど、自分でどうやって音作っていいかわからない・・
というやつは、

最初は超シンプルな、三角、矩形、ノコギリ、サイン、ノイズ波、だけの
1オシレーターアナログモデリングシンセだけで音を作るのがおすすめだ。

だが、今時そんなものあるのか?知らんが。
ableton liveのsimplerなんかがそれを実現するのに一番近いかな。

ところで、シンセサイザーってそもそもなんだと思う?
おい、そこのオマエ、答えてみろ。

「あ、えーと、音を作る機械・・・・ですか?」

まぁ間違ってはないな。そう。音を合成する機械(ソフト)だ。
ただ、最初の頃はピーとかプーとかしか言わなかったシンセが
今や、現実音をそのまま取り込んで、もはやどこに合成する余地が
あるんかわからん状態になっている。

だから、最近の音源ってつまらないんだよ。
「このままで、ささ、お使いください。あなたの好きなジャンルの音がそのまま出ますよ。」
みたいなの。そういうの使うとわかるけど、自分のアレンジ能力の
へぼさが際立つんだよな。音だけ豪華で。

なので、自分のレベルにあったシンプルなサウンドから
打ち込みを始めると能力に合わせて音が進化していくという
シンセの進化過程をなぞるように打ち込み技術も上がるというのが
俺はいいと思うな。

まぁドラム音源に関しても、あらゆるキックの音が内臓されていたり
リアルなドラムとかもあるけど、俺はやっぱりドラムサウンドも波形から
作っていくと面白い。ま、詳しくは中級編で教える。

音源はソフトになって、とにかく物量が増えたが、素人はその物量に殺される。
これは覚えておいた方がいい。

これから買おうってやつには中古のハード音源を強くお勧めする。
上級者向け機材だが、上の写真のRoland Fantom XRは中古市場で3万くらいで買える。
これは一生使える素晴らしい機材だ。これ1台で完結できる。
どんなジャンルでも作れるだろう。
こいつのいいところは、ローランドの最後のハードサンプラー搭載音源というところだ。
パラメーター操作もちょっと前のOSで動かせるエディターがある。
(sample tools expansionという青いシールが左側に貼ってあるやつが買い。)

これ以外にもソフト化によって見捨てられた素晴らしい機材が
中古市場にはゴロゴロ安値で転がっている。自分なりの名機を見つけてくれ。
くれぐれもコレクターにはなるなよ。楽器がかわいそうだ。



121107-protools9-main
さて、見渡したところだいぶ人が減ったようだな。
まぁ当然だろう。
甘い言葉だらけの、シュガーコーティングDTMブログと違って
ここは地獄だからな。

DTMってこんなにつらい物だったなんて・・・と後悔して
機材をすべて売り払ったやつもいると聞く。それもまた一興。
もともと素質がなかっただけの話。
DTM以外にも人生にはたのしみもある。それもまた人生。セラヴィだ。


ではここからは、DTMの実践的な話をしていこうと思う。

第一回はDAWの選び方だ。

DAWなら既にもっている。というやつ手あげろ。

まぁ全員もってるよな。
最近は色んな種類があって、それぞれ得意な分野が違うと思う。
俺も大抵のDAWは使った経験があるが、どれも一長一短だ。
しかし、DAWソフトというのは頻繁にバージョンアップするよな。
そのたびに、喜び勇んで、新バージョン買ってるやつ、手あげろ。

そう。オマエな。オマエ曲できないだろ?

バージョンアップしたら、便利になって自分の思い描く曲が書けるとか思ってるバカ。
ここまで読んで、まだわからないか?

逆なんだよ。DAWなんてものは道具だ。道具の設計が頻繁に変わるってことは
使い方がいちいち変わるってことだ。そんなの不便に決まってるじゃないか。

道具なんてものは扱えてナンボ。使いこなせてナンボ。手になじんでナンボなわけ。
だから、バージョンアップはするな。

一度買ったら、そのバージョンだけで一生作り続けろ。
もちろんバグなどあるからアップデートは認める。しかし、バージョンアップ前の
一番最後のバージョンが一番安定している。という理屈はわかるよな?
それを使い続けろ。

それから、もっというと若いバージョンのやつが一番いい。
ableton live ver8よりもver3くらいだったかな?midiが搭載された時。
そのころが一番よかった。そういう感じでDAWにはゴールデンエイジ(バージョン)
というのが存在する。それを見極めてそれだけで工夫して作れ。

つまり、DAWを買うときには、なるだけシンプルで無駄なものがついていないものであれば
なんでもいい。機能が多ければ多いほど、オマエらの大好きな、
あれこれ試す時間というので軽く1年は過ぎる。
そして気が付いたら次のバージョンが発売される。
使いこなせないうちに、また新しいものを買う。
これこそ、DTM(death triangke mechanism)じゃないか。
その無限ループから抜け出せ!!

DAWはMIDI編集、録音、波形の切り貼り、カンタンなエフェクト処理。これができれば十分。

とはいいつつも、最近はバージョンが若くて、よくできているDAWがないよな。
最近のDAWは重いvstiを標準装備してて、それがうっとうしい。
俺はソフトシンセが大嫌いだからな。ソフトシンセがどうダメなのか
また今度詳しく書くが、とりあえず、同じDAWで全部入りと入門用(Lite的なやつ)
があったら入門用の方がいいぞ。

というわけで今回も勉強になったよな?
そろそろその辺の駅前のダサいDTM教室とかがパクりはじめるころだと思っている。
パクれパクれ。マインドまではパクれないからな。
それじゃまた。


top_con08_img01


まぁ、ここまで、かなりありがたい話をしてきたが
そろそろオマエらも目が覚めたんじゃないか?
今までどんだけぬるま湯につかっていたかわかったか?

格好だけで音楽やってるって言いたくて
機材は一通り揃えたものの、どっから手つけていいかわからない。
情報誌読むと、新しい機材買えばその悩みが解決できるかも?
とか思って新製品無間地獄に陥ってしまう罠、
そういうものから抜け出したかったら、しっかり読み直したほうがいいぞ。

ところで、俺は、そもそもオマエらには基礎がないから
曲が書けないんだ。って書いたが、仮にオマエが
ヤマハのピアノ教室に5年通ってました。ってやつでも作曲が
スンナリできるわけではない。ということを最後に言っておこう。

なぜかって?作曲ってのは、
すでにある曲を演奏するのと違って、自分で曲自体を構築するってことだから。
これってピアノ が譜面通り綺麗に感情こめてひけまっせー。って能力と
全然違う能力が必要なのよ。

作曲ってのは、実は作曲の勉強をしなければ出来ないんだ。
楽器が弾けるやつが全員作曲ができるわけではない。

作曲ってのは、作曲をしたい!と心から思ってるやつしか
うまくならない。
他人の音楽じゃなくて俺ならこうする!という
アイデアや自分ならではの解釈を表現したい!というプライマルな欲求が
ないと、そもそも始まらない。
実はその欲求があればあるほど、基礎なんかなくても面白い曲を書くこともある。

必要なのは、そう。ダイナマイトモチベーションだ。

今一度自分の中にそういう欲求はあるか?と胸に聞いてみろ。
ないな。と思ったやつは。ここでさようならだ。
これ以上は読む必要もなかろう。
これまで通り、ごっこを楽しんでいればいい。

ちゅーわけで、次回以降はより、実践的な
心構えを教えて行く。これまで以上にビシバシ行くから気合いれていけよ。

↑このページのトップヘ