乱暴なDTM講座

DTMの闇に切り込んだ国内初のブログ

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さて、見渡したところだいぶ人が減ったようだな。
まぁ当然だろう。
甘い言葉だらけの、シュガーコーティングDTMブログと違って
ここは地獄だからな。

DTMってこんなにつらい物だったなんて・・・と後悔して
機材をすべて売り払ったやつもいると聞く。それもまた一興。
もともと素質がなかっただけの話。
DTM以外にも人生にはたのしみもある。それもまた人生。セラヴィだ。


ではここからは、DTMの実践的な話をしていこうと思う。

第一回はDAWの選び方だ。

DAWなら既にもっている。というやつ手あげろ。

まぁ全員もってるよな。
最近は色んな種類があって、それぞれ得意な分野が違うと思う。
俺も大抵のDAWは使った経験があるが、どれも一長一短だ。
しかし、DAWソフトというのは頻繁にバージョンアップするよな。
そのたびに、喜び勇んで、新バージョン買ってるやつ、手あげろ。

そう。オマエな。オマエ曲できないだろ?

バージョンアップしたら、便利になって自分の思い描く曲が書けるとか思ってるバカ。
ここまで読んで、まだわからないか?

逆なんだよ。DAWなんてものは道具だ。道具の設計が頻繁に変わるってことは
使い方がいちいち変わるってことだ。そんなの不便に決まってるじゃないか。

道具なんてものは扱えてナンボ。使いこなせてナンボ。手になじんでナンボなわけ。
だから、バージョンアップはするな。

一度買ったら、そのバージョンだけで一生作り続けろ。
もちろんバグなどあるからアップデートは認める。しかし、バージョンアップ前の
一番最後のバージョンが一番安定している。という理屈はわかるよな?
それを使い続けろ。

それから、もっというと若いバージョンのやつが一番いい。
ableton live ver8よりもver3くらいだったかな?midiが搭載された時。
そのころが一番よかった。そういう感じでDAWにはゴールデンエイジ(バージョン)
というのが存在する。それを見極めてそれだけで工夫して作れ。

つまり、DAWを買うときには、なるだけシンプルで無駄なものがついていないものであれば
なんでもいい。機能が多ければ多いほど、オマエらの大好きな、
あれこれ試す時間というので軽く1年は過ぎる。
そして気が付いたら次のバージョンが発売される。
使いこなせないうちに、また新しいものを買う。
これこそ、DTM(death triangke mechanism)じゃないか。
その無限ループから抜け出せ!!

DAWはMIDI編集、録音、波形の切り貼り、カンタンなエフェクト処理。これができれば十分。

とはいいつつも、最近はバージョンが若くて、よくできているDAWがないよな。
最近のDAWは重いvstiを標準装備してて、それがうっとうしい。
俺はソフトシンセが大嫌いだからな。ソフトシンセがどうダメなのか
また今度詳しく書くが、とりあえず、同じDAWで全部入りと入門用(Lite的なやつ)
があったら入門用の方がいいぞ。

というわけで今回も勉強になったよな?
そろそろその辺の駅前のダサいDTM教室とかがパクりはじめるころだと思っている。
パクれパクれ。マインドまではパクれないからな。
それじゃまた。


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まぁ、ここまで、かなりありがたい話をしてきたが
そろそろオマエらも目が覚めたんじゃないか?
今までどんだけぬるま湯につかっていたかわかったか?

格好だけで音楽やってるって言いたくて
機材は一通り揃えたものの、どっから手つけていいかわからない。
情報誌読むと、新しい機材買えばその悩みが解決できるかも?
とか思って新製品無間地獄に陥ってしまう罠、
そういうものから抜け出したかったら、しっかり読み直したほうがいいぞ。

ところで、俺は、そもそもオマエらには基礎がないから
曲が書けないんだ。って書いたが、仮にオマエが
ヤマハのピアノ教室に5年通ってました。ってやつでも作曲が
スンナリできるわけではない。ということを最後に言っておこう。

なぜかって?作曲ってのは、
すでにある曲を演奏するのと違って、自分で曲自体を構築するってことだから。
これってピアノ が譜面通り綺麗に感情こめてひけまっせー。って能力と
全然違う能力が必要なのよ。

作曲ってのは、実は作曲の勉強をしなければ出来ないんだ。
楽器が弾けるやつが全員作曲ができるわけではない。

作曲ってのは、作曲をしたい!と心から思ってるやつしか
うまくならない。
他人の音楽じゃなくて俺ならこうする!という
アイデアや自分ならではの解釈を表現したい!というプライマルな欲求が
ないと、そもそも始まらない。
実はその欲求があればあるほど、基礎なんかなくても面白い曲を書くこともある。

必要なのは、そう。ダイナマイトモチベーションだ。

今一度自分の中にそういう欲求はあるか?と胸に聞いてみろ。
ないな。と思ったやつは。ここでさようならだ。
これ以上は読む必要もなかろう。
これまで通り、ごっこを楽しんでいればいい。

ちゅーわけで、次回以降はより、実践的な
心構えを教えて行く。これまで以上にビシバシ行くから気合いれていけよ。

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オマエがDTM歴長い割に、まったく曲が完成しないのはなぜかわかるか?
それはお前が、誘惑に弱いからよ。

たとえばオマエ、最大何時間パソコンの前に座って曲作ってられる?
もって30分だろ?
いいから。嘘つくな。わかってるから。

そんで、適当にオナニーしたり、撮りためた映画とか見たりして
そういや、曲つくってたな。ま、続きは明日やるか。
なんつって屁こいて寝てるだろ?

そんなのお見通しなんだわ。
オマエに足りない物はこれだ。

締切 (しめきり)

自分のペースで・・とか甘いこと抜かしてるから、いつまでたっても完成しないの。
そんで、やってるフリでサンレコ読んだり、ソフトアップデートしたり、
波形の整理とかして時間をつぶすんだろ?それ曲作りと関係ないから。

いいか?締切がないと人間ちゅーのは本気にならないの。
いついつまでに、こういう曲を何曲仕上げないとヤバいっていう
焦りが、無駄な事をやらない思考に導いてくれるわけ。
とはいえ、オマエのようなやつに締切なんかないよな。

俺は職業音楽家やってたから、締切が常にあったわけ。
そうすると、締切から逆算して自分が今、何をやらなければ
まずいかってわかるわけ。だから無駄な事はできない。
常に、効率よく作るにはどうすればよいか?を
考えて動く。

これが大事なんだな。無駄な事をしない。
やれることの中でベストを尽くす状況があるってこと。
あれこれ試して、1ループ作って満足とかやってる場合じゃないんだよ。

かといってお前らが
よし、締切は1か月後!とか適当にきめても実際うごかないからな。
生活かかってないし。そういうやつにオススメなのは

漫画喫茶

漫画喫茶にノートPC持ってって
ヘッドフォンで曲作る。これ意外と捗るらしいよ。
俺の知り合いがそれで曲作ってた。

つまり場所に金払って何時までにどこまで作るって
決めてやるわけ。そうするとお金がもったいないから
今までよりも本気になる。

どうだ?また一つ勉強になったな。よかったな。
 

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