乱暴なDTM講座

DTMの闇に切り込んだ国内初のブログ

LZZZZZZZ

曲がかけない。とかいっても実は今までに1曲は作ったことあるだろ?
そんで、誰かに聴かせたくなったはず。初めて曲ができた時はうれしいからね。
ところが、自信の一曲を人に聴かせたところ、そいつの反応がいまいちで、
それ以降自信を無くして作れなくなる。みたいなことあるよな?
苦笑いで、「いいね」なんて言われた日にゃ、いくら鈍いお前でも気が付くよな。

そんで、お前は今度こそはそいつを唸らせようと思って
完成度を高めようとがんばる。ところが今度は完璧な曲を追い求めすぎて
曲が完成しない。という事になるわけだ。
1つ前の記事のようにミクロにこだわりすぎと同じことね。

ハッキリ言ってこれも、DTMの落とし穴なんだわ。
どの辺が落とし穴なのかわかりやすく説明する。

まず、第一にいきなり素人がかっこいい曲なんか書けないから。
自分で聞いてかっこいい!と思ったのは、自分の曲の中に
プロが作っているものと似ている部分を見出しているから。
自分かわいさ補正がかかってるの。
オマエが子供の頃に親が、お前が積み木で家を作った時に
褒めてくれただろ?お前はその気持ちで人に曲を聴かせてないか?
過保護なまま育って、それを世間に持ち込んでないか?

オマエの作ったしょうもない曲を人に聴かせたら、イマイチといわれる。そりゃそうだ。
そいつはお前の曲よりももっと出来のいいプロが作った曲
普段聞いているだろうからな。それにそいつはお前の母ちゃんじゃねぇ。

そんで、大事なのはここでのお前の反応。

「こいつに、俺の曲のすばらしさがわかるわけねぇ!!」

こう思ったらアウト。お前は自己満足という地獄の世界にまっさかさま。
自分という牢獄に閉じ込められて、永遠なる孤独という名の宇宙を彷徨う。

プライドの高いやつほど、そういう思考に陥る。
自分がアーティストだと思ってるやつに多いな。
そう。DTMを趣味でやるというよりも、自己表現。
アートとしてやろうとするやつが陥りがちなミスだ。
アーティスト(笑)。気位だけは高いと来たもんだw片腹痛いわ。

実際お前はアーティストでもなんでもなく、単なるDAWソフト買った人。
楽器を楽器屋で買った人ってだけなんだけどな。

ここでアーティストの定義なんか野暮な話はしないけど、
人に聴かせて共感を取りたかったら、人が聴いてぐっとくる曲を
真剣に考えなければいけない。

その1歩が自分の曲のどこがダサいのか知ること。
そしてダサい自分を認めること。そこから始まる。

せっかく、いまいちって言ってくれた奴がいるのなら
どこが、ダメだった?って細かく聞いた方がいい。
その行為は全くダサくない。

曲が作れないやつは、ダサい段階の自分の曲を人に聴かせてないんじゃないか?
本当はガンガン聴かせて、ダメ出しされた方がいいんだよ。
ダメ出ししてくれる人がいるだけラッキーなんだけどね。

最初に作る曲なんて誰でもダサいんだよ。あのAPHEX TWINですら
糞ダサい曲作ってたからな。それをオマエときたら
まず格好から入るからよ、ダメなんだよ。
半ズボンはけ。半ズボンでDTMやれ。そしたら初心忘れないから。

つづく

07051301

さて、どういうものが俺が言ってる曲かわかったか?
もうオマエラの屁理屈は聞かんからな。

ではなぜ曲がかけないのか?の次の理由。これは非常にありがちな罠だ。

②ミクロにこだわるから。

なんのこっちゃわからんか?いや、わかるやつもいるだろう?
今、目を背けたお前。そう。お前だよ。
事なかれ主義で生きやがって。だから曲が作れないんだよ。
何者かになれ!!

はい。注目。
DTMに使われるDAWソフト(ダウでもディーエーダブリューでもどっちでもいい。)
のサイトを見たことあるか?
大抵、プロがこのソフトだけで、俺のこのアルバムを作りました。とか言ってるやつな。
そして、このソフトがいかに音質がいいかとか
編集しやすい。とか、インスピレーションを刺激するとか
いいことばかり書いとるわけや。

あいつらみんな金貰って書いてるだけだからな。実際はあいつらは
DAWの前にキッチリ基礎やっとるわけだ。基礎はたとえばYAMAHAのピアノ教室とか
カワイのエレクトーン教室とか。そういうのや。どんな悪そうな格好してるやつも
キチンと、お稽古事して先生にスタンプ押してもらってる。
全員いい子や。おかあちゃんのいう事聞いて、外から帰ってきたら手洗ういい子。

作曲の基礎を学ぶちゅーのは、そういう地味なところからだ。もちろん例外もあるで。
本当にストリートで生まれるような不良の音楽もある。しかも大抵そういうのが
新しいシーンを作ったりもする。

ただ、お前が運よくその例外になれると思うな。オマエは単なる凡人。
何のとりえもない、平社員や。曲が作りたかったら基礎をやれ。

話がそれた。

俺が言いたいのはこうだ。

DAWソフトは手順さえキッチリあってればプロの様な曲は作れる。
ただ、お前らはプロがやってるような膨大なフロー(手順)をしらない。
その癖に「えらく細かい作曲全体に置いてはどうでもいい事を
延々勉強している。
」のが問題なんだ。(誰それがどのプラグイン使っているとか)

だから、サンレコの「コンプで音圧稼ごう!」みたいな作曲(マクロ)においては
だいぶどうでもいいミクロな事ばかりやって、作曲という大きな枠には
なかなか取り組まない。そりゃ曲もできんわな。

そういう奴に限って、普通に曲のコピーでもやれば?とか
コード理論勉強すれば?とか言おうものなら、

全く聞こえないふりをして、「ところで、今度発売されるオーディオインターフェースの
スペックが24ビットの96KHZで・・・。」
とか言って目の前の問題に対して
向き合おうとしない。

それは単なる逃げ。細かいところに取り組んで忙しくして、やるべきことをやらない。アホ。
まぁでも、別にいいんだよ。オマエの人生だから好きにすればいい。死ぬときは一人だしな。
後悔ないように生きなさい。

ただね、本気で曲が作れない。と悩んでいてこの罠にひっかかってるやつは
今すぐ今自分が見ているものが木であって、森じゃないと気が付くべき。
こんな事絶対にサンレコじゃ教えてくれないからな。以上。

つづく。




さて、ここで重要な事を書き忘れたので書いておく。
ところでお前のいうとは何よ?という問いに答えておきたい。

曲の定義は広い。メルツバウのようなノイズミュージックから
モーツァルトのような複雑な組曲まで。色んなものがある。

なので、ある程度狭めておく必要がある。俺の言っている曲とは
西洋の音楽理論を用いたポピュラーミュージック

もっと簡単にいうと、ここ数十年
大多数の地球の人が聴いて、音がはずれていないと思う音楽だ。

この大多数の人が聴いて音が外れていない音楽というのは重要で
たとえば、カラオケなどで、音痴が歌っているのを聞いて音が外れていると思うのは
我々が知らず知らずのうちに、脳に西洋音楽理論のフォーマットをインストールされているからだ。
小さなころから平均律のコード展開ありの音楽を長らく聞かされ
ドレミファソラシドの世界に脳が慣れているから。

そういう我々が当たり前だと思っている音楽というものは
キリスト教から始まった西洋の音楽理論に則っている。

キリスト教?俺は仏教徒だ。創価学会だ!!というやつも
まぁ落ち着いて聞いてほしい。

長くなるのは面倒なので、簡単に説明するが
楽器屋に行って売っているドレミファソラシドと音がでる楽器はすべて
キリスト教によって開発された音楽理論を元に設計されている。

これはちょっと音楽史を勉強すればわかることだがドミナントモーションという
コードが展開する原理というのは、キリスト教で利用されていた洗脳装置のようなものだ。
それによって音楽が音楽らしく聞けるという原理が今は一般的にはある。
そのルールを駆使して曲を作ると一般の人たちは、あーこれは曲だな。とか思ったりする。

それがなんだかんだで世界に蔓延して今は
当たり前すぎて、誰もその根本を知らない。音大出のやつも知らなかったりする。

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一般的に音楽理論は物凄く簡単に言うと、楽器をこう作って、こうやって押さえれば音はずれませんよ。
むしろ、結構いいかんじに響きますよ。それをこういう順番で弾くと
いい感じに展開してドラマチックな世界を描けますよ。という風に便利なツール、知識として今は存在している。

かなりざっくりした説明だが、その理論をもとに地球上のあらゆるポピュラーミュージックは作られているのは事実。世界は思ったよりもキリスト教が支配しているわけだ。

ちなみに、この理論からはずれた音楽ももちろん沢山存在する。イスラム教のコーランとかバリのケチャとか
民族音楽全般。または、ソリッドなミニマルテクノとかリズムだけのヒップホップ、ブルース。色々だ。それらはまた別のモード理論という概念で説明できたりもする。

まぁそんなややこしいことはとりあえず抜きにして
俺が言っている曲というのは音がはずれなくて、コードが展開する曲の事だ。

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