乱暴なDTM講座

DTMの闇に切り込んだ国内初のブログ

07051301

さて、どういうものが俺が言ってる曲かわかったか?
もうオマエラの屁理屈は聞かんからな。

ではなぜ曲がかけないのか?の次の理由。これは非常にありがちな罠だ。

②ミクロにこだわるから。

なんのこっちゃわからんか?いや、わかるやつもいるだろう?
今、目を背けたお前。そう。お前だよ。
事なかれ主義で生きやがって。だから曲が作れないんだよ。
何者かになれ!!

はい。注目。
DTMに使われるDAWソフト(ダウでもディーエーダブリューでもどっちでもいい。)
のサイトを見たことあるか?
大抵、プロがこのソフトだけで、俺のこのアルバムを作りました。とか言ってるやつな。
そして、このソフトがいかに音質がいいかとか
編集しやすい。とか、インスピレーションを刺激するとか
いいことばかり書いとるわけや。

あいつらみんな金貰って書いてるだけだからな。実際はあいつらは
DAWの前にキッチリ基礎やっとるわけだ。基礎はたとえばYAMAHAのピアノ教室とか
カワイのエレクトーン教室とか。そういうのや。どんな悪そうな格好してるやつも
キチンと、お稽古事して先生にスタンプ押してもらってる。
全員いい子や。おかあちゃんのいう事聞いて、外から帰ってきたら手洗ういい子。

作曲の基礎を学ぶちゅーのは、そういう地味なところからだ。もちろん例外もあるで。
本当にストリートで生まれるような不良の音楽もある。しかも大抵そういうのが
新しいシーンを作ったりもする。

ただ、お前が運よくその例外になれると思うな。オマエは単なる凡人。
何のとりえもない、平社員や。曲が作りたかったら基礎をやれ。

話がそれた。

俺が言いたいのはこうだ。

DAWソフトは手順さえキッチリあってればプロの様な曲は作れる。
ただ、お前らはプロがやってるような膨大なフロー(手順)をしらない。
その癖に「えらく細かい作曲全体に置いてはどうでもいい事を
延々勉強している。
」のが問題なんだ。(誰それがどのプラグイン使っているとか)

だから、サンレコの「コンプで音圧稼ごう!」みたいな作曲(マクロ)においては
だいぶどうでもいいミクロな事ばかりやって、作曲という大きな枠には
なかなか取り組まない。そりゃ曲もできんわな。

そういう奴に限って、普通に曲のコピーでもやれば?とか
コード理論勉強すれば?とか言おうものなら、

全く聞こえないふりをして、「ところで、今度発売されるオーディオインターフェースの
スペックが24ビットの96KHZで・・・。」
とか言って目の前の問題に対して
向き合おうとしない。

それは単なる逃げ。細かいところに取り組んで忙しくして、やるべきことをやらない。アホ。
まぁでも、別にいいんだよ。オマエの人生だから好きにすればいい。死ぬときは一人だしな。
後悔ないように生きなさい。

ただね、本気で曲が作れない。と悩んでいてこの罠にひっかかってるやつは
今すぐ今自分が見ているものが木であって、森じゃないと気が付くべき。
こんな事絶対にサンレコじゃ教えてくれないからな。以上。

つづく。




さて、ここで重要な事を書き忘れたので書いておく。
ところでお前のいうとは何よ?という問いに答えておきたい。

曲の定義は広い。メルツバウのようなノイズミュージックから
モーツァルトのような複雑な組曲まで。色んなものがある。

なので、ある程度狭めておく必要がある。俺の言っている曲とは
西洋の音楽理論を用いたポピュラーミュージック

もっと簡単にいうと、ここ数十年
大多数の地球の人が聴いて、音がはずれていないと思う音楽だ。

この大多数の人が聴いて音が外れていない音楽というのは重要で
たとえば、カラオケなどで、音痴が歌っているのを聞いて音が外れていると思うのは
我々が知らず知らずのうちに、脳に西洋音楽理論のフォーマットをインストールされているからだ。
小さなころから平均律のコード展開ありの音楽を長らく聞かされ
ドレミファソラシドの世界に脳が慣れているから。

そういう我々が当たり前だと思っている音楽というものは
キリスト教から始まった西洋の音楽理論に則っている。

キリスト教?俺は仏教徒だ。創価学会だ!!というやつも
まぁ落ち着いて聞いてほしい。

長くなるのは面倒なので、簡単に説明するが
楽器屋に行って売っているドレミファソラシドと音がでる楽器はすべて
キリスト教によって開発された音楽理論を元に設計されている。

これはちょっと音楽史を勉強すればわかることだがドミナントモーションという
コードが展開する原理というのは、キリスト教で利用されていた洗脳装置のようなものだ。
それによって音楽が音楽らしく聞けるという原理が今は一般的にはある。
そのルールを駆使して曲を作ると一般の人たちは、あーこれは曲だな。とか思ったりする。

それがなんだかんだで世界に蔓延して今は
当たり前すぎて、誰もその根本を知らない。音大出のやつも知らなかったりする。

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一般的に音楽理論は物凄く簡単に言うと、楽器をこう作って、こうやって押さえれば音はずれませんよ。
むしろ、結構いいかんじに響きますよ。それをこういう順番で弾くと
いい感じに展開してドラマチックな世界を描けますよ。という風に便利なツール、知識として今は存在している。

かなりざっくりした説明だが、その理論をもとに地球上のあらゆるポピュラーミュージックは作られているのは事実。世界は思ったよりもキリスト教が支配しているわけだ。

ちなみに、この理論からはずれた音楽ももちろん沢山存在する。イスラム教のコーランとかバリのケチャとか
民族音楽全般。または、ソリッドなミニマルテクノとかリズムだけのヒップホップ、ブルース。色々だ。それらはまた別のモード理論という概念で説明できたりもする。

まぁそんなややこしいことはとりあえず抜きにして
俺が言っている曲というのは音がはずれなくて、コードが展開する曲の事だ。

基礎
さて、ここまでの記事で純粋なDTMファンのピュアな心をへし折ったわけだが
ここからはいきなりオマエラが直面している、
なぜ曲が書けないのか?の答えを、徐々に教えていこう。
メモの準備だ。

そしてそれは、1回じゃ書けないくらい長くなるから一度正座を解いてよし。
ではいくぞ。1回目はこれ。

①オマエは作曲の基礎を知らないから。

どうだ?ぐぅの音も出まい。これで話を終わらせることができるくらい
強烈なセンテンスだろう?反論できるか?無理だろう?

オマエが目を背けたのが基礎。分っていながら、直視するのが怖いからこれまで逃げ続けて来たのがベーシック。

いつか、誰かが基礎なんか知らなくても
すごい機械を作ってくれて、ボクの頭の中でなっている素晴らしい曲を
ボタン一つで作ることができるはず。

そういう妄想に取りつかれているだろう?
そうやってお前は年老いてしまった。想像力も枯渇してただひたすら
救世主を待つ。救世主は毎月サンレコ誌上に現れるかのように思えるがそれらは全て幻影。
砂上の楼閣。蜃気楼だ。

現実は毎月毎月、新しい機材に給料を吸い取られて行く。そういうスパイラルこそ、
サンレコが仕掛けるもっとも恐ろしい奴隷製造システム。そう。

通称DTM(death triagle mechanism)だ。
Novus-Ordo-Seclorum


お前は楽器メーカーのいいカモ。養分だ。
そのスパイラルから抜け出すためには、そう。作曲の基礎を学ぶしかないんだよ。
ところで、俺から言わせれば、DTMなんかやろうとするやつは
なにかにつけ、すぐに楽をしようとする心の弱いやつらだと思っている。
その場しのぎで、すぐに熱が出たとかいって学校を休むようなやつだ。

なんでか?これを読め。思い当たる節があると思うぞ。
大抵DTMをやろうと思ったやつのマインドは以下の物に分類される。



①バンドとか人間関係とかめんどいし、一人でできるからやってみよう。
②譜面とか読み書きできなくても、マス目に音を置いて行けばいいから、簡単じゃろう。
③最近はソフトが優れているから、 俺は適当にボタン押せば一曲できちゃうんじゃね?



どうだ?いかにもサンレコに毒されているやつが、考えそうな事だろ?
これら全て逃げ、逃げ逃げ逃げ・・。その結果が今のお前だよ。鏡を見ろ。

何が逃げなのかわからない?よかろう。何がダメなのかさらに解説しよう。

①バンドとか人間関係とかめんどいし、一人でできるからやってみよう。
打ち込みとかDTMを始めるやつは、大抵これがスタートのやつが多い。
確かにバンドは大変だ。メンバー集めたり、人の趣味に迎合したり
期日を守って曲を覚えるために練習したり。これら全て嫌だから、DTMはじめたんだろ?
まーね。だけど、実はその面倒な事がかなり作曲において重要なのよ。
なぜかって?それは音楽ちゅーのは、自分の音だけ聞いていても
上達しないから。他人のつっこみが必要な部分も大いにあるわけ。


②譜面とか読み書きできなくても、マス目に音を置いて行けばいいから、簡単じゃろう。
譜面とかなくても作曲できる。そう思ってDTM始めるやつは多いと思う。
確かに、DTMは視覚的に音楽を作成できる。譜面のように訓練しなければ
読めない不便なものと違って、ギターのTAB譜のように視覚的に音を並べていくだけで
曲が作れる。なんて便利!!と思うだろう。しかし、実はそれこそが落とし穴なんよ。
ピアノロールやタイムラインで音楽を作る時に
無意識に束縛しているものに気が付かないやつが多い。
これは後述するが、DTMは耳じゃなくて目で音楽を作りがちだ。それがよくない。
ところで、譜面を学習すると、同時にコード理論や曲の構成、リズムなんかも自動的に
勉強できる。それを飛ばして、いきなりサウンドを組み上げることをやろうとしても
結局自分ができない部分の壁にぶつかるんだな。

③最近はソフトが優れているから、 俺は適当にボタン押せば一曲できちゃうんじゃね?
まぁそろそろ出て来てもいいころだとはおもうけど、ないね。
音楽のかっこいいとされるところって、結局手で弾けるかどうかが重要な部分を占めている。コードとか鍵盤が苦手なやつでも、ビートを叩くのが上手かったりする。
ところで、最近の機材についているランダマイザーみたいなのは俺から言わせると糞機能だ。サイコロを振っていい音を作ろうみたいなのは逆に時間がかかるんだよ。

つづく。

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