
俺たちはまだ、ならおかファームについて何も知らない。
今日このブログを見たやつも何も知らないと思う。
簡単に説明しよう。ならおかファームとは、DTMと愛知県豊田市で農業をライフワークにして生活している一人の男だ。自作の音楽をYoutubeで発表している。
彼は俺の親友だ。親友といっても親友の定義が俺にはわからないが、俺が17才のころに出会ってからお互い触発し合っている仲なのだ。今日はそのことについて詳しく書いていこう。
俺は18歳の頃、カナダのバンクーバーにいた。大分県の某高校を2年の終わりで中退した俺は、親の勧めでカナダに留学しないか?と言われて、そのまま外国にいったわけだ。
その理由は単純に地元にいるのが恥ずかしかったからだ。都会と違って田舎は、誰が何をしているかが、同じ生活圏で筒抜けなのだ。
俺は学校に適応できなかった挫折感と、そこから抜け出すために唯一つの希望だったギターを胸に、海外で自分を試すチャンスを与えられたのだ。
そして、そのカナダ、バンクーバーのバスの中で、俺は彼を見つけた。
当時俺はヘビーメタルが好きで、その延長のデスメタルに傾倒し始めた時期だった。特にアルバムのジャケがかっこよかったcannibal corpse(カンニバルコープス)というバンドは、お気に入りだった。そして街のメタルショップで買ったカンニバルのロングTをきた俺と、relapseという、これまたマニアックなデスメタルのツアーTシャツを着た日本人が、バスの中で出会ったのである。


君の名は・・・?
俺は勇気を振り絞って、そのデスメタルTシャツを着た男に声をかけた。そして日本人だとわかって安心して、よかったら、デスメタルの話を俺の家でしないか?と誘ったのだ。
つづく
ならおかファーム
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