まず、最初に断わっておく。
DTMを始めるにおいて、悪書というべきものが1つある。
それはサウンド&レコーディングだ。

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通称サンレコ。ご存じDTMファンが惰性で買ってしまう、機材のレビューと
しょうもないインタビューで埋め尽くされた、程度の低い雑誌だ。

俺はこの雑誌を何年にも渡って買っていたが
この雑誌から得られたメッセージはただ一つ。

「この新製品を買うべき」

だ。

「いや、そういう雑誌でしょ。カタログ雑誌っしょ。」

と割り切っている、おまえ!お前、本当にそれでいいんか?
お前は本当にこの雑誌に1000円払って、それで納得してるのか?と聞きたい。

俺が言いたいのはこうだ。

この雑誌は新製品のレビューが死ぬほど書いてある割に
機材の使い方をレクチャーした記事が全然ない。


だから、見ていてストレスがたまる。
たまに、メーカーが用意したプロモーション動画などが
ついてきたり、youtubeにアップしてあったりするが
大抵、ダサいし、デモンストレーターが大して使いこなしていない。
ダサいビデオを見て、どうですか?これ最高にクールな機材でしょ?
お一つどうですか?とやられても、全然なびかないのだ。

なびいてるやつもいるかもしれない。
だが、俺はなびかない。だから、俺の考えにうんうん。と思う奴だけ
この先を読め。なびいてるやつは、ムカつくだけのブログだからもう読むな。

俺がこの雑誌にのぞむことはただ一つ。

「欲しい情報は、曲作りの方法だ。その機材を使ってプロはどうやって曲を作っているか!?」

だ。

残念ながらこの雑誌は、そういう疑問には一切答えてくれない。
いや、書こうとしている記事は多少あった。しかし工夫が足りない。

それから、クリエイターに対するインタビューも、かゆいところに手が届いてない。
おそらく編集部にそれを自覚しているやつが一人もいないんだろう。

まぁどっちかというとスタジオエンジニア寄りのインタビューが充実しているが
曲が作れない人は、曲のミキシングとか以前に、曲が作れないのだ。

シンセやシーケンサーを紹介する雑誌で、その辺を
フィーチャーしないってどういうことよ。
俺は長年、イライラしながらこの雑誌を読んでいた。

そして、俺がこの雑誌を悪書だと断言する決定的理由はこれだ。
この雑誌は常にこういう商法を仕掛けてくる。

「新製品が出ますよ、これさえあれば、あなたも絶対いい曲がかけますよ。か・う・だ・け・で。」と。

騙されるな!!新製品を買っても曲は作れない。
作れないやつは作れない。それには別の理由があるからだ。
それをこのブログはなんとタダで教えてやる。

今すぐにサンレコを破り捨てて、正座して更新を待て!!