
さて、ここまでの記事で純粋なDTMファンのピュアな心をへし折ったわけだが
ここからはいきなりオマエラが直面している、
なぜ曲が書けないのか?の答えを、徐々に教えていこう。
メモの準備だ。
そしてそれは、1回じゃ書けないくらい長くなるから一度正座を解いてよし。
ではいくぞ。1回目はこれ。
①オマエは作曲の基礎を知らないから。
どうだ?ぐぅの音も出まい。これで話を終わらせることができるくらい
強烈なセンテンスだろう?反論できるか?無理だろう?
オマエが目を背けたのが基礎。分っていながら、直視するのが怖いからこれまで逃げ続けて来たのがベーシック。
いつか、誰かが基礎なんか知らなくても
すごい機械を作ってくれて、ボクの頭の中でなっている素晴らしい曲を
ボタン一つで作ることができるはず。
そういう妄想に取りつかれているだろう?
そうやってお前は年老いてしまった。想像力も枯渇してただひたすら
救世主を待つ。救世主は毎月サンレコ誌上に現れるかのように思えるがそれらは全て幻影。
砂上の楼閣。蜃気楼だ。
現実は毎月毎月、新しい機材に給料を吸い取られて行く。そういうスパイラルこそ、
サンレコが仕掛けるもっとも恐ろしい奴隷製造システム。そう。
通称DTM(death triagle mechanism)だ。

お前は楽器メーカーのいいカモ。養分だ。
そのスパイラルから抜け出すためには、そう。作曲の基礎を学ぶしかないんだよ。
ところで、俺から言わせれば、DTMなんかやろうとするやつは
なにかにつけ、すぐに楽をしようとする心の弱いやつらだと思っている。
その場しのぎで、すぐに熱が出たとかいって学校を休むようなやつだ。
なんでか?これを読め。思い当たる節があると思うぞ。
大抵DTMをやろうと思ったやつのマインドは以下の物に分類される。
①バンドとか人間関係とかめんどいし、一人でできるからやってみよう。
②譜面とか読み書きできなくても、マス目に音を置いて行けばいいから、簡単じゃろう。
③最近はソフトが優れているから、 俺は適当にボタン押せば一曲できちゃうんじゃね?
どうだ?いかにもサンレコに毒されているやつが、考えそうな事だろ?
これら全て逃げ、逃げ逃げ逃げ・・。その結果が今のお前だよ。鏡を見ろ。
何が逃げなのかわからない?よかろう。何がダメなのかさらに解説しよう。
①バンドとか人間関係とかめんどいし、一人でできるからやってみよう。
打ち込みとかDTMを始めるやつは、大抵これがスタートのやつが多い。
確かにバンドは大変だ。メンバー集めたり、人の趣味に迎合したり
期日を守って曲を覚えるために練習したり。これら全て嫌だから、DTMはじめたんだろ?
まーね。だけど、実はその面倒な事がかなり作曲において重要なのよ。
なぜかって?それは音楽ちゅーのは、自分の音だけ聞いていても
上達しないから。他人のつっこみが必要な部分も大いにあるわけ。
②譜面とか読み書きできなくても、マス目に音を置いて行けばいいから、簡単じゃろう。
譜面とかなくても作曲できる。そう思ってDTM始めるやつは多いと思う。
確かに、DTMは視覚的に音楽を作成できる。譜面のように訓練しなければ
読めない不便なものと違って、ギターのTAB譜のように視覚的に音を並べていくだけで
曲が作れる。なんて便利!!と思うだろう。しかし、実はそれこそが落とし穴なんよ。
ピアノロールやタイムラインで音楽を作る時に
無意識に束縛しているものに気が付かないやつが多い。
これは後述するが、DTMは耳じゃなくて目で音楽を作りがちだ。それがよくない。
ところで、譜面を学習すると、同時にコード理論や曲の構成、リズムなんかも自動的に
勉強できる。それを飛ばして、いきなりサウンドを組み上げることをやろうとしても
結局自分ができない部分の壁にぶつかるんだな。
③最近はソフトが優れているから、 俺は適当にボタン押せば一曲できちゃうんじゃね?
まぁそろそろ出て来てもいいころだとはおもうけど、ないね。
音楽のかっこいいとされるところって、結局手で弾けるかどうかが重要な部分を占めている。コードとか鍵盤が苦手なやつでも、ビートを叩くのが上手かったりする。
ところで、最近の機材についているランダマイザーみたいなのは俺から言わせると糞機能だ。サイコロを振っていい音を作ろうみたいなのは逆に時間がかかるんだよ。
つづく。
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