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DAWはとりあえず、ゴテゴテしたものは避けるべきだ。
という忠告を守ったとして、次に音源だな。
ここではとりあえず、シンセとドラム音源に限った話で進めていくから。
今や音源の種類なんて死ぬほどあるからな。

音源を選ぶときに、オマエらどういう基準で選んでる?

①だれそれが使ってる。
②プリセットが2000くらいある。
③パラメーターが沢山ついててエディットできる。 


おそらくこういう感じで選んでいないか?
もうわかるよな?これ全然ダメだから。
じゃ、説明する。

①だれそれが使ってる。
そのアーティストが好きなほど、その音源を好きになれないぞ。
なぜなら、そいつのような音が出せないか、出せてもそいつ以上の使い方できないから。
逆に誰も使ってない、見向きもしない、みんなからクズだと思われているような音源こそ狙い目だ。
そういう意味では今ハードが熱い。

②プリセットが2000くらいある。③パラメーターが沢山ついててエディットできる。 
俺がソフトシンセが嫌いなのは、プリセットとパラメーターが制約なくて多すぎて
手に余るからだ。いいか?選択肢が多いことがいいことだと思うな。
本当は制限があるからこそ、想像力が働くんだよ。

最近のソフトシンセはプリセットを聞くだけでも何日もかかるよな。
こんなのはっきりって無駄だから。時間の無駄。
もっと言えばプリセットなんかいらないんだよ。

音くらい自分で作れ。音くらい作れないやつが
曲作ろうとか思うな。


「ぷっ古臭いオッサンが・・」と笑ったオマエ。
こっちに来い。

よし歯を食いしばれ。

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ダウッ!!


・・・・・・


まぁ殴ったことは素直に謝る。
訴えるなよ。

俺が言いたいのはこういうことだ。
音作りを覚えた方が曲作りにおいても近道だ。
ということ。

シンセ操作の基本は当然知ってるよな?
ここではそんな当たり前のことはいちいち解説しないから
適当にシンセの基本でググって調べろ。
中学校でた頭なら3日くらいで理解できる内容だ。

読んだけど、自分でどうやって音作っていいかわからない・・
というやつは、

最初は超シンプルな、三角、矩形、ノコギリ、サイン、ノイズ波、だけの
1オシレーターアナログモデリングシンセだけで音を作るのがおすすめだ。

だが、今時そんなものあるのか?知らんが。
ableton liveのsimplerなんかがそれを実現するのに一番近いかな。

ところで、シンセサイザーってそもそもなんだと思う?
おい、そこのオマエ、答えてみろ。

「あ、えーと、音を作る機械・・・・ですか?」

まぁ間違ってはないな。そう。音を合成する機械(ソフト)だ。
ただ、最初の頃はピーとかプーとかしか言わなかったシンセが
今や、現実音をそのまま取り込んで、もはやどこに合成する余地が
あるんかわからん状態になっている。

だから、最近の音源ってつまらないんだよ。
「このままで、ささ、お使いください。あなたの好きなジャンルの音がそのまま出ますよ。」
みたいなの。そういうの使うとわかるけど、自分のアレンジ能力の
へぼさが際立つんだよな。音だけ豪華で。

なので、自分のレベルにあったシンプルなサウンドから
打ち込みを始めると能力に合わせて音が進化していくという
シンセの進化過程をなぞるように打ち込み技術も上がるというのが
俺はいいと思うな。

まぁドラム音源に関しても、あらゆるキックの音が内臓されていたり
リアルなドラムとかもあるけど、俺はやっぱりドラムサウンドも波形から
作っていくと面白い。ま、詳しくは中級編で教える。

音源はソフトになって、とにかく物量が増えたが、素人はその物量に殺される。
これは覚えておいた方がいい。

これから買おうってやつには中古のハード音源を強くお勧めする。
上級者向け機材だが、上の写真のRoland Fantom XRは中古市場で3万くらいで買える。
これは一生使える素晴らしい機材だ。これ1台で完結できる。
どんなジャンルでも作れるだろう。
こいつのいいところは、ローランドの最後のハードサンプラー搭載音源というところだ。
パラメーター操作もちょっと前のOSで動かせるエディターがある。
(sample tools expansionという青いシールが左側に貼ってあるやつが買い。)

これ以外にもソフト化によって見捨てられた素晴らしい機材が
中古市場にはゴロゴロ安値で転がっている。自分なりの名機を見つけてくれ。
くれぐれもコレクターにはなるなよ。楽器がかわいそうだ。