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久しぶりの更新だ。喜べ。

今日はまじめな話をしようと思う。
俺の経験上、日本では音楽理論を学ぶのに適していないとはっきり言える。

それは日本は音名の「Cとかドとかイとか」呼び方が混在しているからだ。

学校の音楽の授業の時点ですでに
ドレミファソラシドイロハニホヘトが混在している。
これって古い慣習ってだけで、実際効率よく物事を覚える
事に大きく反しているのだ。

そんで自分でギターでも始めるか。となったら今度は
CDEFGABときたもんだ。

本当は音楽理論の基礎なんて、ものすごいシンプルなのに
1つの事を別の言語で説明してしまっているから
ややこしくなっているんだな。

あと音楽理論ってクラシックの人が教える時とジャズの人が教える時で
大分違う。

一般的にジャズの方が数学的クラシックの方が肉体的だと思う。
クラシック寄りの人から学ぶと、コードアレンジとかリズムアプローチとかが
よくわからなくなる。

日本ではジャズの人から教えてもらうという文化が
あまりないし、ジャズ系でも教えるのが下手な人も多いので
大多数が、ピアノ教室から音楽理論の手ほどきをされる。これは楽典がもとになってるから
とにかく内容が古いし固い。おまけにロ短調とかドレミファが混在している。

でも、実際巷に売っている音楽を作るのに最も役に立つのは
ジャズ→バークレー→の流れを組んだポピュラー音楽理論が一番いいと思う。
内容がシンプルだからだ。

クラシックが全面的に悪いとは言わない。クラシックは譜面に強くなる。
譜面を読んで自分がシーケンサーになることは、音楽を理解するのに近道だ。
しかし、子供のころからやってないとつらい。

ある程度大人になってコードとリズム譜が読めるくらいであれば
絶対にポピュラー音楽理論の勉強をするのをオススメする。
だが、多分いい先生はその辺にいないと思う。

先生によっては、音楽を聞く耳に偏りがあって、生徒が好きな音楽を
その音楽は間違っている。なんて平気でいう人もいる。

これは単純に勉強不足なだけであって、そういう音楽を分析できる
方法論を知らないだけである。(本当にいるんだよ。)

俺は昔「菊地成孔」という先生の元で何年か学んで、いろいろと腑に落ちて
知識としての音楽理論の概要はようやく理解できた。

当然それを手で演奏できるというのは全く別の次元であるが、当時の俺には
感覚だけを頼りに音楽を作ってきていたから、そのよりどころができただけでも
かなり心理的にも楽になった。

ところで直接的に音楽理論ではないが、作曲家、アレンジャーが必要なノウハウを
養うのに適した楽器はずばり、エレクトーンだと思う。
エレクトーンは、ベース、上モノ、ドラム、リズムチェンジアンサンブルを全身を使ってやるので音楽全体の構図を学べる。

クラシックピアノだけを何十年もやるよりも、絶対にお金を稼ぐ音楽を作る能力が
養われやすい。