
DTMはパソコン1台あれば始めることができる。上手になれば完パケまで持っていける。
一昔前は、CDを1枚流通に乗せるのに、レコーディング・スタジオ、サポートミュージシャン、ミキシング・エンジニア、マスタリングエンジニア、プレス業者、ジャケットデザイン、ディストリビューター契約、プロモーションなどといった、金のかかる工程を経てリリースされていた。そういう面倒な工程があるから、CDを出すってことは大ごとだった。
今は、パソコン一台で曲を作って、その日のうちにitunesやbandcampなどで世界配信ができる。そうなると、コストが全然掛かってない音楽が市場にあふれる。
その結果、何がおきるかというと、金のかかってない、言い換えれば、覚悟のない音楽ばかりが市場にあふれるのである。覚悟のないというのは、これリリースして失敗したら大損するぞ。という恐怖をアーティストやレコード会社が感じてないということだ。
アマチュアが、粗製乱造するのはわかる。ただ、今はプロもそうだ。世界中で20年前よりも音楽の質が明らかに落ちていると感じる。特に最近はアルバム1枚の完成度が如実に落ちていると感じる。
そんな時だからこそ、アマチュアで完成度の高い作品。特にアルバムでの完成度をあげれば、成功する可能性はグンと高まる。ただし、アルバムをいたずらに長くするのはいただけない。今の時代、リスナーの集中力はもって30分だ。30分以内のアルバムを作るべし。
ちなみに俺が、完成度が高いアルバムとして、ぱっと思いつくのはking crimsonのredだ。最もDTMではないが。
コメント
コメント一覧 (2)
誰でも曲を作れるようになって、使い捨ての曲が増えてしまったのもあるとは思いますが、同時にYouTubeの動画投稿サイトやspotfyなどのストリーミングサービスの発展もあると思います…
リスナーがどこでも好きなアーティストの好きな曲を聴けるっていう、圧倒的な買い手市場なので曲に価値を付けづらいんでしょうね
曲の価値が下がるなら同時にクオリティも下がります、マクドナルドや100均と同じですね
よくmp3とwavの音を聞き分けられないからおk。とか言っている人いますが、私はブラインドテストで9割は聞き分けられます。