「DTMが好きです。でもDTMをしている自分がもっと好きです。」
音楽を作るのが好きなのと、音楽を作ってる自分が好きなのとは大きな隔たりがある。
音楽を作るのが好きな人は、自分が作曲している風景とか、機材とかをFacebookでいちいちアピールしない。
なぜなら、出来上がった曲を聞いてほしいからだ。あくまでもアウトプットは曲そのものなのだ。
なんなら、自分が使ってる機材とかを知られたくない。と思っている。
逆に音楽を作ってる自分が好きな人は、新しく買った機材を見せびらかしたり、作曲風景なんかを頻繁にアップする。しかし待てど暮らせど、曲はアップされない。
別に、自分をどう見せようと、自由である。
最もよくないのが、本当は音楽をやってる自分が好きなくせに、音楽が好きと言ってしまう人だ。これは屈折しているので、周りが混乱する。
そして彼らは、「で、曲はいつできるの?」という質問を封じ込める魔力を放っていることが多い。
コメント
コメント一覧 (9)
耳に痛いことだらけですが、今まで人に習ってみたり本を読んでもむず痒かった部分がスッキリしたような気分です。
こういうブログがあることが本当にありがたいです。
一通り全体を読んで、今はループ作成から抜け出すためにDAWに参考曲を貼りながらスケッチを書いています。
ところで、この記事にもあるように、またよくいわれているように、創作はそれをすることによって何かを表現したい人のためだけのものなのでしょうか
自分はどちらかというと曲作りをする自分が好きというタイプの人間だと思います。
しかし、それだけというわけではないですし、もっと上達したいとも思っています。
もちろん、音楽を作るのが好きという人とは大きな隔たりがあって彼らには及ばないと感じさせられることも多々ありますが、それでも何とかものにしたいです。
そういう自分のような人に向けてアドバイスがあれば、お聞きしたいです。
何故お前のために、ということであれば依頼という形ででもお願いしたいので、メール頂ければ幸いです。
この辺を詳しくおきかせお願いします。
というのも、音楽を作る自分が好きな人も当然もっと上達したいと”思”っているし、他にも理由はあると”思”っているものですが、えてして行動に現れていないことが多いです。
この記事で私が言いたいのは、音楽を作るのが好きな人、そして上達を願う人はとにかく人に聞かせることをします。
逆に音楽を作っている自分が好きな人は、SNSで機材自慢や作っている自分のアピールはよくします。こういうタイプの人は別にそれがDTMである必要はなく、例えば新車を買った。とかでもいいのです。ただ、おそらくDTMでオリジナリティを発揮しているアーティストなどに強烈に憧れがあって、その威光を自分でも少しでもあやかりたい部分があるのと、あとモテたいのです。なので、単純にいい彼女ができて、セックスをすれば、DTMはやめてしまうでしょう。
あなたが、それに当てはまるのかはわかりませんが、このブログが耳に痛い。というのであれば、ひょっとしたら、DTMやってる自分を見てほしいだけの承認欲求人間なのかもしれませんね。その場合はDTMは単なる自己アピールのツールでしかないので、早めに気がついて、いたずらにお金と時間を使わずに済むのではないでしょうか。
>>それだけというわけではないですし、もっと上達したいとも思っています。
>>この辺を詳しくおきかせお願いします。
言葉足らずな点があったので補足させていただきます。
まず、私が考えているのは"音楽を作る自分が好き"という部分と"音楽を作るのが好き"という部分というのがその人の中で必ずしも10対0のような形で存在しているわけではないということです。
人それぞれに割合があって、後者の占める割合が多いほどより具体的な行動を起こしやすくなり、結果として差が開いていくということだと考えています。
そして、それらの割合というのは必ずしも固定的でなく自分が上達したと感じられたり、実際に承認欲求が満たされることによって、"音楽を作ることが好き"になっていくこともあるのではないでしょうか。
まぁというか、そこに賭けるしかないよねっていう話なのですが。
このブログは音楽を作るのが好きが100%でそれ以外には目もくれていないという人向けというよりは、読者の中にある甘い考えを突きつけて上手いやつはこうやっているからお前らもとにかくやれ、という話だと思ったのでコメントさせてもらいました。
そうではないというのであれば、私の読み方と乱Dさんのターゲットとしてる層の間にズレがあったということなので、申し訳なく思います。
>>この記事で私が言いたいのは、音楽を作るのが好きな人、そして上達を願う人はとにかく人に聞かせることをします。~
これは、そのとおりだと思います。
その上で、じゃあこれからはどんどん人に聞かせるのか、それとも今まで通り作曲風景だけ載せるのかということでも差は生まれてくるのではないか、ということなんです。
Soundcloudも貼っておきます。多分あぁなるほどね、となると思いますが…
その上でも目につくまだ足りない所をご指摘していただけるならこれ以上のことはないです。
「音楽を作るのが好き」、と「音楽を作る自分が好き」は確かに10:0ではないですよね。
ただし、そこを容認した記事にすると、結局なんでもOK。みんな一緒にゴールしよう。という昨今の日本の腑抜けた教育方針と同じで結局全員ゴールできない。という悲劇を生むだけかなと思うので、このように極端なポジショントークをしています。
このブログは別に何も産まなくても良いと思っていますが、運のよいうことに、何人の方からは、このように自分の甘さを認識した。とか目が覚めた。といったようなコメントをいただいております。
私としてはそれで充分ですし、どのブログ、どの雑誌、でも語らない、曲が作れない真実の部分にタッチできるかな。と思って作りました。
私自身、現役時代死ぬほど苦労して作曲する中で、仕事と趣味では大違いだ。こんなに苦しい世界ならもうやめたい。と思って数年で撤退した情けないやつです。
しかし、その中で少なからずプロとアマチュアの世界観の違いがわかったので、こうやって人に伝えるチャンスを伺っていました。
さて、人に聞かせるという段階で、アマチュアが最初に思いつくSoundoCloudに貼る。Youtubeに貼る。で、ひとしごと終えた気持ちでいることが有ると思いますが、それで終わりなわけないよね。というところを次の記事にしたいと思います。いいネタ提供ありがとうございました。
割りと好きですね。独特の浮遊感と宇宙的なサウンド。この調子で続ければもっとうまくなると思いますし、その気があればお金に変えることもできるでしょう。その気があれば。
レベルを上げるために必要なヒントを書きます。
①グリッドに音を置くことで安心していないか?手で弾いていい感じを信じてみる勇気。
②何処かで聞いたことある曲を作って、人から、どこかで聞いたことある曲ですね。といってもらいたいのか?それでほんとうにいいのか?歴史上のイノベーターはそうやってきたか?
③MIDIとオーディオ編集を同じ価値観で作曲に活かさないと、昔のMIDI音楽になる。
④曲のイメージ画像は本当にそれでいいのか?本当に人に聞かせる気はあるのか?
⑤自分の中のお約束を打破するような、ワンアイデアを1曲の中に一つだけ使ってみる。それで個性がでる。
⑥ビートが4つうちばかりなので、もっといろんなビートのチャレンジすべき。(そうでない曲もあった。)
⑦studyといったような、練習曲みたいなのはUPしない。言い訳がましい曲をUPしない。
⑧音が外れない耳をもっているのはいいんだけど、音を外す技術がない。
⑨童貞臭いので、やはりセックスして世界はきれいなものだけじゃないんだと知ったほうが深みが出る。
⑩プラネタリウムという曲はコードがアウトしている。
⑪メロディ、展開に泣きがたりない。情念を感じるメロディ、展開を時折入れてほしい。
⑫音色がプリセットって感じ。慣れてきたら、シンプルな波形で1から作って音色と感情のシンクロ率を上げて、シンセを歌わせてほしい。
⑬今もっとも飯が食えないジャンルの音楽だと思うので、飯が食いたければずば抜けてセンスがよくないと厳しい。
まず、やはり自分の読み方がまずかったです。
単にDTMの腕を上げたいやつ向けではなく、本気で作曲で金を稼ぎに行くやつ向けのブログだったんですね。
"音楽を作る自分が好き" "音楽を作るのが好き"、どっち側の人間なのか、と考えると堂々巡りの自己言及に陥りがちだったんですが、
結局出音で金をとっていけるのかという客観的な判断基準に変えると色々見えてくるような気がします。
それにプラスでマーケティングや売り出し方なんかを解説されているんですね。
まったく自分の読解力不足というか、先入観ありきの読み方で恥ずかしい限りです。
その上で、自分は作曲一本で食っていくほどの覚悟はありませんでした。
プロを舐めていたとかそういうわけでは全くないですが、やはり全部のリソースを作曲につぎ込んでいた人の姿勢とは大きく隔たりがあるなと実感させられました。
他の方も書かれているとおり目の覚めた思いです。
ネットで曲集を出して有料でも聞いてくれる人が出るレベル、というのが自分の目標になりそうです。
③と⑧あたり、改善の方針がいまいち分からない感じなのですがそこの試行錯誤も含めて
1つずつ自分の中での答えを出していきたいです。
お忙しい中、自分のようなものに時間を割いていただいて本当にありがとうございました。
単純に勉強になるのでブログは引き続き読ませていただきます。
私自身、このブログは本気で飯を食いたいやつ向けに書いていたのか。と気が付かされました。
③は今のデジタルミュージックは波形編集のテクニックがないと、一昔前のシンセをMIDIでコントロールするだけの音楽になりますよ。ということですね。端的にいうと波形の切り貼りや素材のチョイスのセンスも問われるということです。リスナーはそういうところも含めて無意識で聞いています。
⑧についてですが、みんな最初は音を外さないように練習するんですよ。つまりダイアトニック環境からずれないようにってことです。ですがクールな音楽は必ずどこかを外してきます。今のヒップホップに西洋音楽理論は当てはまらないですよね。テクノなんかでもオウテカやリチャードデバインなんかがわかると幅が広がるのでは?(古いかもしれないが)