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最近の呼び名がわからないんだけど。昔はサンプリングCDっていう名前で楽器屋とかに売ってたあれね。今はオンラインで買えるやつ。業者が作った便利音源集だ。それは音色、ドラムパターン、ギターリフ、シンセパターン、といった感じだったり、MIDIで売ってたり、もうなんでもある。

DTMやってると、絶対にぶつかる問題として、サンプルに対しての関わり方ってのがある。それをまとめてみた。(前提としてシングルショットのサンプルではなく、ループやフレーズサンプルのことで話を進める。)

①サンプルは使うべきか否か。
②サンプルはどれを使うべきか。
③サンプルはどこまで使うべきか。
④サンプルは自分で録るべきなのか。


大きく分けるとこの4つ。じゃ、これに対して俺の思ってることを書くわ。


①サンプルは使うべきか否か。
使うべきというサイドに立った場合、使わないと、そういうサウンドやフレーズを自分で1から作らなくちゃいけない。それは大幅に時間を割くので効率がわるい。

使うべきではない。というサイドに立つと、他人が作ったフレーズやリズムを使うと自分の曲ではなくなってくるから、それはもはやオリジナルではない。なんて風にも考えられる。

よくできたループサンプルは、本当にそれらを組み合わせるだけで、いきなり名曲できちゃった!みたいな感覚になるものが多い。それと同時に、これを自分の曲と言っていいんだろうか?と怖くなる。

しかし、たとえば中田ヤスタカなんかは、思いっきりサンプルを組み合わせてビートを組みまくっている。ただし、同じサンプルを使って、ここまでクオリティを高められるのなら、使わなきゃバカだな。とも思える。それに彼は多作だ。逆に小室はサンプルを使わない主義なのか、最近の曲はビートが貧弱だ。ただ、海外の大物プロデューサーがどこまでサンプルをまんま使いしているかは、定かではない。

個人的にはサンプルは必ずビートに使う。その際なるだけ”まんま”感がなくなるように、ステレオをモノラルにしたり、ビットレートおとしたりする。また拍で切って順列も変える。

②サンプルはどれを使うべきか。
とにかくなるだけ、あらゆるブランドのものを試すほうがいいと思う。最近はブランドが乱立して、クオリティが低いものも沢山ある。ここ数年は俺も追ってないが、当時は信頼しているブランドのいくつかをよくチェックしていた。はずれのはずれ感はものすごいものがある。

③サンプルはどこまで使うべきか。
サンプルだけで1曲作れるし、変にMIDIで打ち込まないほうがかっこいいジャンルもある。組み合わせと、順列変更、ミキシングなどでオリジナルは作れる。特にジャンルの”らしさ”を出したい人は、そうするべきだとすら思う。自分の打ち込みとサンプルとの相性というか、クオリティに開きがあったりすると、ダサくなったりもするから、本当加減が難しい。曲によって配分を変えるのもいいだろう。

④サンプルは自分で録るべきなのか。
わざわざレコード買ってきてタンテで回して・・ってのは、最近じゃもうやらないと思う。その代わり無限にあるyoutubeなどの音源や映像とかからも音を録りまくって組み合わせるというのは好きな人はやればいいと思う。俺も結構好き。サンプリングという行為は、ここ数十年で生まれた新しい音楽創造法なので、まだまだ開発の余地はある。

他人の作ったフレーズを、さも自分のように使える勇気。これ年々薄まってると思う。勇気なんか必要ない。あって当たり前だし、それを組み合わせても、結局才能の差がでてくるわけだし。

しかしながらシンセで1から音色を作って、さらにそれを複雑なフレーズまでに昇華して、誰も作ったことのない音像を作れるアーティストもいる。そういうのが好きな人はそれをやればいい。

では最後にオススメのサンプルブランドを紹介しておこう。最近のはよく知らないけどね。

Sample Magic社

Loopmaster社

この2社だけ。



色々探したい人は、とりあえず↓ここを掘れば良い。
日本最大の検索サイトソニックワイヤー
ただしここで扱ってないやつでも、いい会社は他にもあったけど、今は思い出せない。
また思い出したら書いとくわ。