俺はその昔、人に2年かけて理論を習ったけど、この動画はその半年分くらいの内容があると思う。今はこれ見て、意味がわかるけど、ただ、もし今、俺ははじめてこの動画見たとしたら全然意味わからないと思う。なんでわからないんだろう。それはやっぱこの動画の人も、結構頭よくて、分からない人の気持ちがいまいちわかってないからだと思う。バカな人は、馬鹿な質問を100回くらい繰り返してやっと、これくらいの学問が分かるとおもうんだな。

さて、俺がこういった理論を学んで思ったのは、理論を知ったところで、自分の音楽のクオリティが大して上がらなかったってことなんだよね。

その理由は、これらの理論をモノサシにして、あらゆる楽曲を分析するには、鍵盤をスラスラ弾けないとだめだってことと、なんつーか音楽理論ってのは、まぁあらゆる学問はそうなのかもしれないが、立体的に頭のなかで整理して捉えてないと自由につかえないんだ。っていう事がわかっちゃったんだよね。それ以降自分が作る音楽が、ものすごい直線的で平面的に思えてきてね。

で、それを取り戻すというか、立体的な世界に行くためには、今から1から積み上げるのは無理かも。って思っちゃったんだよ。

わかりにくい?映画で例えるのなら、CUBEって映画みたことあるかな。あれって密室に閉じ込められていた人が、脱出するために自分らが今いる場所ってのを割り出すために全体構造を推理し始めるわけよ。そんで、その推理が合致したときに脱出できるんだけど、俺がCUBEに閉じ込められても絶対に出られる自信ないんだわ。



まぁでも、知らなくても作れるんだよ。音楽なんて適当に。でも地頭が悪いのに、頭が良い人が作る音楽がハンパにわかってしまうと、それ悲劇なのね。