
DTMの楽しさに胸を膨らませているみんなは、まだわからないと思うんだけれど、俺とか現役時代一番辛かったのが、ループ再生アレルギーだ。
DAWっていうものの宿命だと思うんだけど、8とか16小節をループ設定して、そのループをブラッシュアップするために繰り返して聞いていると、あるところで沸点を迎えて、強烈にイライラしてくるっていうのがあるんだよ。
その正体は飽きなのね。実は俺が最近DTMできなくなったのは、その飽きがすぐくるようになったから。もう15分くらいやってると、あーもうだめだ。ってなる。
ループっていうのは本当に疲れる。俺はこのブログの冒頭でループ作って満足してちゃだめだぞ。と口を酸っぱく言ってきたが、実はループ作りなんてのは、それを何年も続けているとそれ自体が苦痛になってくる。そして、それから逃れるために展開を作る。という実体験をもとに書いているんだ。
だから、ループ最高って言ってる奴は、まだまだ一年生。ループ聞いているとイライラしてきてから二年生だ。
DTMやっててしんどくなるといえば、ワクワクがなくなるってのもあるね。たとえば、一番最初に俺がMTRにドラムを打ち込んで、ベース、ギターボーカル録音して・・・ってやってるときの、これって曲になるんじゃね?っていうようなワクワク。あれが死ぬんだよね。
あるときから、この曲どこまで人にウケるかな?これ素人っぽくないかな。って事ばかり考える。そんなの楽しくないよね。だから俺は挫折しちゃった感じなんだけど、楽しいなーってずーっと思える人が羨ましいよ。
俺はこのブログの他の記事でも、プロデューサー脳を持てっていった記事あったよね。つまり自分のやることにダメ出しするような人格を持てって。それっていい面と悪い面がある。いい面は当然クオリティーがあがる。悪い面はダメ出ししすぎて、アーティストが萎えるんだよ。怖いよね。だからここのところは俺は正解がわからない。
ただ、俺の中で今でもDTMとか音楽作りたい欲求はある。おっさんになると、音楽以外にも楽しみができる。それでも俺はDTMやりたいね。やりたいやりたい。つってもう7年くらい経ったかな。その間作ったの3曲くらい。ダメだよね。それでこんな偉そうなブログ書いてるわけだよ。
コメント
コメント一覧 (4)
自分はラップのオケをよく作りますが、
ラッパーにラフなデモ送る→できたラップに合わせて編曲→ラッパーとやりとりしながらブラッシュアップ→OKが出てミックスダウン
... とかやってる課程で完全に飽きて、聴くのが苦痛になります。
作業の効率化や手順の見直しなど、いろいろ対策はしてみても、根本的な解決って難しいです。
ラッパーと共作は楽しそうですけど、それでも飽きますかw
飽きるし、なんか耳が痛くなりませんか?多分ですけど音圧の問題なのかもしれない。
2000年頃から音圧戦争が始まって、そのせいで長時間きける音楽が減ったのかもしれない。仮説ですけど。
ただ、自分はメロウとかドープ路線の音を頼まれることが多いので、比較的ラクです。
共作は楽しさも苦労も倍増ですが、プレッシャーが掛かるのは大きなメリットだと感じます。
飽きとか怠け心をどうするか、というのは興味があるので、ぜひまた書いて頂きたいです。