
みんながコメントつけてくれるおかげで俺も色々発見できる。ここはDTMの哲学の場や。真剣10代しゃべり場や。おかげでもう寝ようかなと思ってたけど、このことを記事にしないと寝られなくなったので起きた。
ある男子がこう言った。
「僕は特定のジャンルに縛られたくないので、ノンジャンルでやっている。ジャンルを取り入れる理由がわからない。ジャンルって不自由なものなんじゃぁないかなと、僕は思うんだ。」
なるほど。これはすごくわかる。これはDTMで曲を作る奴なら誰しも思うことかもしれない。たしかに、なぜ特定のジャンルに縛られなくちゃならんのか、よくわからない。
そこを紐解く方法を俺は知っている。
そもそもDTMというのは、一人で音楽作れるっていう全能感を味わいやすい遊びだ。いわばオナニーや。自分の頭の中だけで完結しているオナニーや。お手製AVや。
しかし、ひとたび、その全能感(お手製AV)を他人にシェアしたくなったらどうする?
俺は最高のオナニーをしているから、オマエも俺のお手製AVで一発抜いて見ない?とオファーしても、誰も乗ってこない。そりゃそうだ。
現実世界は一人一人がATフィールドを持っている。いきなり他人のATフィールド内のキモいお手製AVを見させられることに拒否感がある。
そこで思い出してほしい。ナンパ師たちのことを。ナンパ師たちは、いとも簡単に他人のATフィールドをこじ開け。セックスに持ち込んでいるではないか。
聞いたことはないか?ナンパ師たちの口癖を。ナンパは数だ。断られることを恐れないほど声をかけていくうちに、やれる女を見分けられるようになる。そして同時に口説くのもうまくなる。というのを。
ここに全ての答えがあるんだがわかるか?(ファン獲得の方法も教えてくれているぞ。)
つまり、彼らは自分のお手製AVをシェアしたいんではなくて、セックスをしたい。というところがスタート地点なのだ。だから、相手に警戒されないように、わかりやすいファッションに身を包み、お笑い芸人のような、わかりやすい喋り方をする。
そう。それがジャンルだ。
音楽をやる理由が、自分が気持ちよくなるため。というのなら、そもそも誰にも聞かせる必要はないのだ。
しかし、気持ち良い音楽でみんなで盛り上がりたい。というのが目的なのであれば、ジャンルを取り入れるのはもっとも効率がよいのだ。
ノンジャンルを志していたとしても、残念ながら結局何かに似てしまうのも、よくある話だ。それに特定のジャンルをやっているつもりでも、全然俺ジナリティでちゃってるのもよくある。
またジャンルというのは、決して安っぽいものではない。思想的背景があったり、文化的背景もあったり、奥が深く、たくさんの人間の知恵が積み重なっている。真似しようと思っても、あれこれ習得しなきゃいけない技術があったりする。最初はヤルために取り入れたものが、逆に取り込まれることもある。てか、大抵そうでしょ。
さらに、我々日本人にとってはビートミュージックはすべからく、舶来の感覚があるので、抵抗があるのはよくわかる。学校の授業で出てこないしね。黒人がいる国は違うでしょ。
しかし、スタート地点をセックスがしたい。に置いてみると、ジャンルは単なるヤレる便利ツールであるから、取り入れるんだよ。
アフロビートを、日本パンクシーンに持ち込んだ「じゃがたら」はめちゃくちゃかっこいい。
DTMの悩める童貞子羊どもよ。もっとコメントつけてくれ。
コメント
コメント一覧 (19)
自分も若い頃は「いい音楽にジャンルなんか関係ない!」とか生意気言ってましたが、レコード屋に勤めて出してから「ジャンルないと仕事にならないな」と認識を改めました(笑)
しばらく更新なくて覗いてなかったらむっちゃ更新してる!!!
これからもちょくちょくでいいんで更新して下さい!
応援してます!!!
いまはジャンルの規則に縛られた中でいかに自分らしさを出せるか模索中です。
オリジナリティって、全然違うジャンルの複合で生まれたりしますよね。
人間椅子=ハードロック+津軽三味線
日比谷カタン=ポップス+マヌーシュジャズ
Kula Shaker=ロック+ヒンドゥー教
こういうアーティストが革命起こしたりできるのかなーとか思ったりしてます(本題と全然違うこと言っちゃいました、、)。
クロスオーバー大事ですね。メタル+アイドルのbabymetalも異常に海外でうけてますね。
ジャンルの規則に縛られた中でいかに自分らしさを出せるか。➔これは逆なのかなとおもいます。ジャンルの規則制はルールというよりも、それらしさを醸し出すための知恵みたいなもので、それをモノにした人たちが、いつのまにかシーンを引っ張っていって、オリジナリティを出していくんだと思います。
ちょくちょくでいいんで・・・➔頻繁に更新しろってことですねw
応援ありがとうございます。
たしかにいい音楽はジャンルの垣根を超えてきますが、じゃどこの棚に置くの?ってなるとまた話かわってきますよね。ある時私は、オルタナティブという棚においてある音楽のとらえどころのなさに、おののきました。
突然なのですが自分にも書いた曲のダメだしをしていただけないでしょうか?自分はDTMを通してお金を稼いだりご飯を食べていこうなどと大それたことは考えずに、単純に「好きなジャンルの曲を真似したり作ったりして自分で聴きたい」程度の気持ちでDTMをしています。ですが感動した曲や素晴らしいと思える曲に出会えたときは、自分もこんな曲が書けたらと強く感じます。
いままでは他の方に曲を聴いてもらおうなどとは考えていなかったのですが、曲の質を上げるため、モチベーションアップのために他の方には自分の曲はどう聴こえているかを知りたいと思いコメントさせていただいております。
長文になってしまいましたがどうかご検討願います。
こんにちは。いつも読んでくれてありがとうございます。私でよければ聞きますよ。是非ここにアドレス貼り付けてください。
先日書き上げた曲です。稚拙ですが今の自分にできる限界の出来でした。
https://soundcloud.com/user-179339769/brilliant-line
好きだから、どこがダメか色々わかります。
①まず、ビートが単調。ブレイクもっと入れたほうがいいですね。
②パッド系の音はちょっと早めに打ち込まないと頭が揃わないんですよ。耳で聞いてない証拠。
③無駄に長い。自分で自分の音に酔ってて冗長性に気が付いてない。半分の長さにできます。仮に、歌がもしあったらどんな風に展開するか、考えればもっと短くできます。
④このジャンルで個性出すには、もっとこのジャンルの曲聴きまくって、特徴を捉えて真似しまくった挙句、らしさをこれでもかと詰め込んだほうがいいですね。
⑤フィルタースイープ系のサンプルをもっと使って派手な演出とか欲しいですね。
⑥あとドーンとか言ってブレイクするやつとか。
⑦あとサイドチェーンでフワフワするやつとか。
総論
2回聴きたいと思いませんでした。そもそもこのジャンルの曲は作り方が、完全にわかってしまっているので、再現できるアーティストも1000くらいいると思うんですよ。なので、よっぽどメロディセンスとか、展開の妙がないと、おお!ってならないんですよ。
それからLegnAさんは、フロアでこういう音楽きいたことないんじゃないかな。って思いました。もっとでかい音で聞いて踊ったほうがいいです。そうするとなんでブレイクがこんな頻繁に入るのか。とかわかるかもしれません。ただ、最近こういう曲流すクラブあるのかしりません。なんなら、イビザ島に行ってきたほうがいいです。(私はいったことないですが)
まぁ多分私に言われなくても、気が付いていたんじゃないですかね。めげずに作り続けましょう。
余談ですが、
トランス系は
ソフトシンセは
https://refx.com/nexus/
サンプルは
http://www.vengeance-sound.com/
この2つ押さえとけば完全に道具は揃いますよ。
音に酔っていて冗長性に気が付いていない、返す言葉もありません...
うまくいった部分を聴いて悦に入り他は目を逸らし見てみぬふり、情けない限りです。
サンプルはちょうど悩んでいたときでした。作った音もノイズをフィルターでいじっただけのものやキックにリバーブをかけただけのもの、シンバルをひっくり返して少しいじっただけのもの、どれもチープな音しか作れずでした。先日記事にしてくださったサンプルの作り方、とても参考になります。色々試してみようと思います。
ジャンルが好きといいつつまだまだ勉強不足でしたね。くやしいです。ですがここに投稿して聴いて頂けて本当によかったです。これからもっと色々なことを学んでいこうと思います。最終的にはアップリフティングトランスにオーケストラの要素を入れた曲を書きたいなと朧気に考えています(いつになるやらわかりませんが...)。こんな遅くまで付き合って頂き本当にありがとうございました!これからも投稿楽しみにしています!
江戸アケミ氏は「自分のやり方で踊れ」って言ってましたけど。これDTMに於いても効く言葉だとおもいますね。
江戸アケミ最高にしびれますよね。言葉が刺さります。今時あんな啓発するようなアーティストいないですよね。あーいう人は早死にするのが本当にもったいないですが。