
音楽は癒しである。だとか音楽は素晴らしい。みたいなことをいうやつは多いが、音楽が基本的にストレスである。という理論をいうのは俺くらいだと思う。
たとえばドミナントモーションというのは緊張と緩和でできているわけだが、そもそも緊張させているわけである。人を不安にさせて、そして安心させてよかったね。とかいってるわけである。
それってマッチポンプでしょ?最初からなけりゃそれで安心していたのである。
考えて見てほしい。今お前がいる場所でなっている音。一つ一つカウントしてほしい。どんなに遮音性の高い家に住んでいても車の出す低音は聞こえているはずである。
そういう普段意識していない音というのは、無意識に心が遮断したくなるのである。
人間も動物である。人工的な音が近づいてくると、身構えるのである。それをなんとなく麻痺させているのが現代人なのだ。
麻痺させると何がおきるか?なっている音が聞こえなくなるのである。この理屈を追求していくと、音楽というのは、どんどんストレスの高い音しか聞こえなくなるのである。
それは味と一緒である。20年前と今のラーメンの味を比べればわかる。今の方がよっぽど刺激的だ。そして体に悪い。
音楽においては、それは難聴を引き起こしたり、暴力的な音に慣れていくわけだ。暴力的な音楽が悪いと言っているのではなく、暴力的な音しか聞こえなくなるのがどうかと思うと言っている。
では、無響室で暮らせばいいのでは?と思うかもしれない。いや。無響室では自分の呼吸の音や、心音がストレスになるのだ。
つまり俺が言いたいのはこうだ。
音楽を聞かない時間というのを楽しむことができれば、同時に音楽を楽しむこともできる。ということ。だからNO MUSIC NO LIFEとかいってるやつはガキなのだ。
コメント
コメント一覧 (11)
先日は詳しく書いていただきありがとうございました。
先日monologueは楽器屋で触ってきました(microbruteは実機がなく触ることはできなかったんですが)。
音作りにmonologueよりminilogueの方が良いよってことんですね。
実際にはシンセがないとどーこーって段階ではないので、少し前に買ったAbleton Liveの扱い慣れることとSimplerを使って見ようと思います。
正直なところ、DTMで全て打ち込みでPC画面でってやっていけそうな気はしないので(ずっとPCを見てる肉体的にも、精神的にも)、実機でアナログでシンセを鳴らすとかギターを弾くとかをしたいと思っている感じはあるんですけど....
とりあえずAbletonの方をやってみることにしてみます。
たしかにギターをやる感覚ではないですよね。ソフトシンセは。
そういう意味では、最初に3万程度のアナログシンセを買うのはありです。
というか3万程度でアナログシンセが買えるというのが奇跡なのです。
私はどちらのシンセでもいいとおもいますよ。アーチュリアはもともとソフトシンセの会社だったんですが、最近は実機を出してますね。気になるといえばきになります。
もし自分がアナログシンセを買うのなら、ELEKTRONのアナログフォーってやつです。これは音が極上ですし、パラメーターが全てデジタルなので、どちらの良いところもあるので好きです。ただ、高いです。
その昔、アナログシンセの入門機といえば、SH101とか、JONO106とかだったんですが、もし中古でもいい。といいのなら、JUNOはおすすめですよ。これは音も太いし、パラメーターがわかりやすいです。ただし重い。
まぁ3万ていどなら、まず買ってみるといいですよ。買わないと始まらないですからね。
これみる限り、モノログの方がサグい音がしますね。こいつはなんか物足りない。自分がシンセを選ぶときに大事にしているのは、そのサウンドでどれだけ曲がつくれそうか、ということを考えます。なので、youtube見てても、あ。これはダメだ。というのもすぐわかります。
それで、自分は無限の選択しがあるのは、全て聞いてから判断しようタイプだと思うのですソフト系の膨大なのからは選択しきれないと思うので、以前の記事の初めは使う材料を少ない制約の中から想像力を働かせる(ブログの言葉はかなり違った気がしますが...笑)というのに深くなっとしましたし、自分にはそれがいいと思いましたね。
楽器の音とか、欲しい音をプリセットからドンピシャのを選ぶより、それっポイ音から加工したほうが全然いいのかなって思いました。
話は変わるですが、新しい記事の無音の話はジョンケージの4分33(時間は合ってるかわかりませんが..)と似ていますね。
例えばRPGをやるときに、あたりをつけて、低いレベルでもすいすい先にいく人と、とにかく全てのいけるところを隅から隅まで見ていく人といます。私は後者です。いずれにしてもクリアできるんですが、前者の方が早くクリアできるんですよね。DTMソフトもそうです。
それから、機能が極端に少ない場合、つまり制限がある場合、人のクリエイティビティが発揮されるんですよ。そして実はそれこそがもっとも大事なのです。
ableton liveの初期バージョンはMIDI機能がついていませんでした。そこには音の切りはり、音の伸縮が自由。ビートが自動的に合う。というだけの機能でしたが、それこそが革命でした。元はACIDですが。ただ、インターフェースも非常に洗練されており、オーディオを編集するだけで曲ができる。と感動したものです。
なので、liveで最初にうまくなってほしいのは、音の切り貼りだけで曲を作る。ということです。これを繰り返して行くと、LIVEの使い方が上手くなると思います。
ジョンケージのくだり。そうです。音に携わる人は、音を追加することしか考えてないので、それだとストレスを増やしているだけだと、たまには気が付いてほしい。というコラムでした。
確かにABLETONを買うときの魅力として選んだのは、誰々が使ってるもあったんですけど、曲を切ったり貼ったりコラージュみたいに出来るらしいって選んだのはありますね。
ただ箱を開けば膨大な昨日と知らない言葉だらけの説明なので三日坊主みたいな感じになってました...
曲の切り貼りというのはサンプリングみたいなことと解釈しているのですが、合っているのでしょうか??
ネタは本当になんでもよくて既存の曲でもいいし、録音した音でもいいし、音素材でもいいんです。ループでもいいし、ワンショットでもいいし、それらを組み合わせて曲をコラージュしながら作るんですよ。
いきなりモダンなビートが作れますよ。ただし、そこに音程のあるものを入れようと思ったらMIDIが必要になるんです。MIDIから作るとそのビートの部分が後付けになるので、最近の曲っぽくなくなります。好き好きですが。
とにかく今のalbetonは機能が多すぎます。マニュアルもどんどん分厚くなりました。でもこのソフトが得意とすることは、やはり波形を粘土のように扱えることなんですよ。そのうち動画にしたいですね。
そして説明が分かりやすくて、ほんとありがたいです。
とりあえずABLETONを続けみたいと思います。
ありがとうございます。
またブログ楽しみにしています。
あれはストレスです。