これは非難しているわけではない。最近のコミュ障と呼ばれる人間がなぜ昔より増えたのかということについて、持論を語っていこうと思う。これは社会現象だと思うからだ。
コミュ障。とはなにか?俺の定義では。今目の前で話している人と会話が成立せずに、自分の知っていることだけを話す人のこと。なぜか話しが平行線になるというタイプの人たちのことだ。
先日友人と飲んでいるときに、彼はコミュ障ではなく、コミュ達だな。と思った。コミュニケーションの達人だと。彼と話していると一つのテーマで何時間でも話ができるのだ。これは18歳の頃に彼と出会ってからずっとそうだ。彼は私から話を引き出すのがうまい。と同時に私も彼の話の続きが気になる。話し終わったあとに、そのことを思い出してまたひとつ考え方がアップデートされたな。という気になる。
非常に人間的なコミュニケーションである。
そしてネットで出会う人の中には一定数コミュ障だな。こいつは。と思う人がいる。ただそういうやつはすごい量の知識を持っていたりするし、何かしらを秘めている感じがするので、無為に邪険にできない。ただ、前はそういうやつは苦手だった。無視していた。ただ最近は彼らに興味を持ち始めている。
ここでいきなり、なぜ彼らTHEYが増えたのか仮説を考えてみた。
おそらく彼らは自分で考えるチャンスを与えられなかったのだ。あらゆる場面で、親や教師に修正されてしまったのだ。そして失敗から学ぶチャンスを奪われてしまったのだ。
なので他人と共感できないのだ。人はうまくいかないことで共感するのだ。人生はうまくいかないことの方が多い。人はうまくいかないことでしか共感をなかなか取れない。音楽の歌詞もうまくいかない話ばかりでしょ?うまくいった話は売れない。
世の中は一人っ子ばかりで親が過剰に保護するから、子供が失敗しないのである。これはいいことか悪いことか?知らん。ただそこに現象としてあるだけ。
おそらく彼らには彼らの文化があるのだ。彼らのレイヤーがある。俺はそのレイヤーにすごく興味がある。一体どういうコミュニケーションを取り合っているのか。何で笑って何で感動するのか。
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