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俺が個人的に尊敬していたUGHさんが亡くなったというのを偶然タイムラインで見かけた


2005年の発売時、俺はタワレコの試聴機でこのアルバムを見つけた。耳から飛び込んで来る音は、今まで聴いたどの電子音楽よりもエキセントリックでエモーショナルだった。多分当時日本で売っているどの音楽よりも音圧があったと思う。

このアルバムの完成度は凄まじく、やはり世界的にも評価されて、アルス・エレクトロニカで栄誉賞(Honoray Mentions)や、フランスのQwartz Awards(英語版)でEXPERIMENTAL/RESEARCH賞をそれぞれ受賞した。

一体どうやって作ってるんだ!?というのが知りたくて、いつかその謎を解き明かしたいと思っていた。またその当時、俺は友人とレーベルを作り、イベントに彼らを呼んで、ついにリーダーのUGHさんと交流を持つことができた。そして一緒にミニアルバムを作ったりして一時期よく連絡をとっていた。彼が仕事で東京に来たときも浅草で一緒に寿司を食ったりして、ついにあのアルバムはどうやってつくたのか?みたいなことを聞き出すことができた。サンプリングの使い方は俺も一生懸命真似た。

そのあと、なんとなく疎遠になってしまって連絡を取らなくなったが、サタニックポルノカルトショップの音源は全てバンドキャンプで買っていた。そういえば旧作や彼のレーベルの作品も、中野のタコシェにあるやつは全部買い占めた。

偏屈で、携帯をもたないUGHさん。いろいろ素晴らしい音楽をありがとうございました。