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10年前と今のDTM界の何が一番変わったか?と言われれば、俺は間違いなくサンプルが増えたことだと思う。その御蔭でDTMがとっつきやすくなったと思う。それについては、先日の記事で詳しく書いてきたが、サンプルが出揃った次に何が来るか?というと、それはMIDIだと思っている。当然今もMIDIがサンプルと一緒に売られている。

だが、俺が考えるのはそんな面倒なものではない。

想像してくれ。まずMIDIファイルというのは譜面データだ。インターネット上には過去のあらゆる曲のMIDIデータが落ちている。それらを勝手に集めて、AIにキー、ジャンル、コード、パート、展開だのを判別させる。そして、DAWに作りたい曲の傾向を打ち込むと、ランダムでそれを合成してくれる。いくつか候補があるので、適当に候補をスキップさせていたら、ちょうどいいのが見つかる。

こういう具合にして作曲するのだ。

こういう事書くと、またオリジナル厨が、そんなのパクリじゃねーけ。オラそんなの認めねぇ。って喚くと思うが、その手法でとんでもなくいい曲を組み合わせるやつが出てくるあたりで流れが変わる。そしてそれのフォロワーが沢山生まれて、今まで曲を作れなかったやつも沢山参入してくる。

圧倒的多数がその手法で作りだしたら、オリジナル厨も多勢に飲み込まれる。あとはまぁ各社のアルゴリズムの精度で競う感じか。唯一それを阻むのは現状の著作権だ。それも回避する方法はある。著作権の概念がない国でリリースすればいいのだ。

もちろん今でも自動作曲するAIもあるが、パッと聞いたところ人間の感性にはまだ及ばないので、その丁度、間くらいの技術が流行ると俺は思っている。