俺はこういう曲を作ろう。と思って作れるタイプではない。常に楽器をいじっていくうちに、それらしいリフやベースライン＆メロディがポロっと出て、それを元にそれにしっくりくるよう、前後をつくっていく。

実は文章を書くときも、似たような感じで、最初に思いついたワンセンテンスを軸にして前後を考える。

どちらも、最初に何かを書こうと思うのではなく、まず、ワンフレーズ思いつくのだ。

そういった時、一体前後を何で埋めているか？というと、過去に聞いて好きだった音楽や好きだった映画の雰囲気だったりする。

俺はこのやり方が気に入っているし、このやり方なら、楽しく作れる。ただ、この方法だと一つのジャンルを極める。みたいなことはできない。俺はジャンルはセックスをするためにあるんだよ。と書いた。

曲作りをしていろんな人と楽しさを共有したかったら、手っ取り早くジャンルを勉強したらいい。でも俺はセックスは出来なくても、頭の中から出てくるものを合成するのが楽しいので、このやり方を続けている。つまりオナニーだ。

オナニーは他人の共感を取るのは難しいが、今はオナニーでも曲が作れることがうれしいので、それでいい。それに俺は他人にそれほど期待していない。