久しぶりにNIのFM8をインストールしてプリセットを聞いていたが、やっぱり死ぬほどある。聞くとなかなか面白い音色があるから、ひとつづつ聞いてしまう。このせいでなかなか作曲に移行しないんだよな。
プリセットが沢山あるってのは、絵の具の色が沢山あるってことで、その絵の具をひとつづつパレットに乗せてる状態なんだよな。絵の具は見れば色がわかるが、音は鳴らしてみるまで分からないからやっかいだ。
実際に俺が作曲するときは、絵の具は3色くらいでどうにかなる。音色というのは、音楽を構成する一要素でしかない。音色がシンプルでもリズムやメロディでいくらでも曲はよくなる。
それに、俺が好きなテクノは、漫画のように戯画化(カリカチュア)されている方がかっこいいので、音色は記号化されている方が都合がよい。写実的すぎると出来の悪い生演奏みたいになる。
脱プリセットリスナーしたければ、とりあえず面白いなと思った音色のパラメーターを解析するとよい。そのプリセットを作ったやつの、工夫がわかれば自分でつくれるようになる。俺は一回エフェクトとシーケンサー、モジュレーション、フィルターあたりをオフにして、オシレーターから出てきた音を聞くようにしている。意外とシンプルなんだよな。そのうち動画にする。
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