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自分があまり好きじゃないジャンルは、作ってもなかなか完成しない。その理由は、そのジャンルを覚えこむほど聞いてないから。でも案外自分がそこまで好きじゃないってことに自覚するのって難しいんじゃないかと思う。

昔、感動は鳥肌に聞いてみろ。っていうキャッチコピーがあったが(ググってもでてこなかったので、微妙に違うかも。)自分が好きな曲どうかは、結局聞く回数に聞いてみろと思う。

そして、人が生まれて死ぬまで、心の底から好きになる音楽はそんなに多くない。出会うにはタイミングが重要。多感な時期に出会った音楽は、人を変えてしまう。

俺はもう多感な時期は越えた。昔みたいに同じ曲を狂うように聞いたりしない。ただ、過去に狂うほど聞いた音が脳に刻み込まれているおかげで、今でも作曲において再生できている。

脳というサンプラーはいい感じに間違えて記録しているから、その差が個性になる。