コミュニティにいるMTさんが、Youtubeチャンネルを本格的に始動しました。俺が言っている、ミュージシャンはYoutubeで何かしらを発信したほうが、最短で自分を成長させる。という仮説を実践している人です。MTさんの場合は、かなりレベルの高い劇伴の作り方を教えてくれる動画を出していきつつ、視聴者にフィードバックをもらいながら、作曲法の説明をもっとわかりやすくしていくのが目的で、さらにMTさんが20歳からのレイトスターターだったので、後から参戦した人にも勇気を与えるという内容になるとのこと。

実は、ここに至るまで2カ月くらい、彼に何か劇伴の教材を作ってみてはどうか?と提案したところ、いくつか動画を作ってくれて、それを見てフィードバックをしていたのだけれど、俺一人のフィードバックよりも、もっといろんな人を巻き込んだ方が、一気に完成度が上がるんじゃないか?という流れで、一般公開に踏み込んだわけです。

繰り返しになるけど、今の時代、曲を作ってSoundCloudにアップしたくらいじゃ、だれも注目しないんですよ。myspaceが始まる前とか、まだ自作曲をネットにアップするのが珍しかったころは、まだ効果があった。でも今は、DTMerが思ったより増えたので、全体的なレベルがかなり上がっている。よって、どんなにいい曲を作っても、注目されない。そこでみんな注目されるように、チャートを意識した曲ばかり作る。俺はそういう傾向があまり好きではない。MTさんのように、劇伴みたいな需要はあるけれど、スポットが当たりにくいような作風の人がどうやったら、陽の目を見るか?と考えたら、やっぱり最初は、そういう曲を作りたいDTMerを巻き込むのが手っ取り早いのかなと。で、その筋の先生的ポジションを得たら、あとは仕事が舞い込んだり、リスナーが増えていくのかなという流れなんですよ。

俺なんて、自分の曲がいまだに再生数100とかだけれど、このブログをやってなかったら多分10もいかないと思う。自分の曲がいいと思っていて、それをわかるやつに届けるためには、何かしらアクションを起こさなければいけないわけで、作曲ができたあとは、やっぱりそこに意識が向くのが自然なんだよね。

このブログでは長いこと、曲作りは、曲を完成させることを第一目標にするべきだ。と俺は言い続けた。そして、それはもう言い飽きた。今後は俺は、どうやったら自分の曲が人に届くか?をテーマに自分が実践しながら表現していこうと思っている。というわけで、このブログの定期読者諸君。多分100人くらいいると思うけど、MTさんのチャンネル登録してあげて。一緒に成長していこうぜ。