ダサくて誰得機材ばかりリリースしてたローランドがここ最近はツボ押さえた機材出してきててビビる。

今までのローランドって大体こういうイメージ
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80年代のロボットのコクピットイメージしてるんだろうけれど煩雑すぎてユーザービリティ低い。あとボタンとかちゃっちい。


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これもギリダサい。色がたくさん→おしゃれ。って子供の発想。ボタンが光る→まじかっけぇ。って光り方が昔のカーステっぽいのが嫌。


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それが今回これだからね。ボタンとノブを全て丸にしてるところとか、白と黒で統一してるとことかマジでナイス。欲しくなる。

ただ、欲しくなるにはもう一つマーケティングが必要で、それがデモである。このページの上にあるデモを見て今回、あーこう言う曲も作れるのか、なら欲しいなと思ったのだ。


残念ながらこれじゃ欲しくならないのだ。こういうおじさんが作るデモはYMOの出来損ないみたいなやつで、または浅倉大介みたいなやつで、これまでの数十年間日本のシンセメーカーは、なぜか浅倉大介とかを頂点にしたような世界の市場をまったく見ないデモ演奏ばかりをオフィシャルで公開していて、その中でもローランドは、それじゃない感がすごかったわけだ。

話は少し変わるが、カメラも日本のメーカーが圧倒的に世界のシェアをとっているわけだが、ここ最近コンシューマーに向けてのマーケティングがだんだんよくなっている。その手法は世界のカメラインフルエンサーにカメラを貸し出して自由に使ってレビューしてくれ。というもので、もちろんそこにはギャラも発生しているのだが、基本酷評してもらっても構わない。というスタンスでやってるっぽい。ユーザーはカメラを買う時に、カメラ系インフルエンサーのレビューは最も参考にするので、このやり方は正しい。

同じく電子楽器も徐々にこのやり方が増えているが、まだまだぬるい。そもそも単価がカメラほど高くないわけだから、数千人くらいのフォロワーのインフルエンサーにも貸し出してレビューさせるべきなのだ。インフルエンサーも発売前の機材を触ってコンテンツを作れるわけだから断るわけがない。

話をまとめると、こういう楽器を買う層がYouTubeを見る可能性は非常に高く、同じ機材のレビューは全て見ると言っても過言じゃない。もちろんレビューだけじゃなくてjam no talkingといったやつも重要だ。

追加で言うと、そのシンセを特に使いこなしてるインフルエンサーには追加でギャラを支払ってでも何本も突っ込んだ使い方のチュートリアル動画を出してもらったり、なんならフィードバックしてもらって、機能のファームアップデート(無理なら次期モデルでのアップデート)をするべきだ。

その際間違ってもオフィシャルのチャンネルで出してはだめだ。オフィシャルでやると、この機材ださいのにメーカーから金もらえるから、言わないでおこう。といった忖度が発生しやすい。

この辺のアイデアは無限にあるので、今後も出していこうと思う。業界関係者見てたらぜひ参考にしてください。