自分が作った音楽を誰かに聴いてもらって、良いといってほしい。
これは音楽に魅入られ音楽を作り、音楽で飯を食うことを諦めそれでも音楽をやり続けるものたちに共通する行動である。

なぜ自分で作った音楽を認めて欲しいのか。
それは当然であるが、自分を認めて欲しいという欲求が裏にある。
しかしそれだけだったら、例えばその欲求は彼女ができたり子供ができたりしたら消えていくだろう。

しかし、結婚しても子供ができても解消されないこの思いを抱えたミュージシャンはいる。

では今回この問題について解明と解決法をここに書いてみようと思う。

まずこの問題の根幹にあるものは何か?
それは音楽への精神依存である。
音楽がもたらす快楽への依存があり、それに溺れた人間が自分で音楽をやりたいとまで言い出すのである。

音楽はドラッグのようなものである。
音が前頭葉を刺激して人の脳を変えてしまう。
音楽を好きになる前と後ではもう脳の構造が変わってしまう。

音楽わかる人というのは、霊が見えるのと同じくらいこの世界では特殊な人材である。
そもそも普通の人は曲を聴きながら楽器をバラバラに聴いたりできない。
歌詞を聴いたり歌声を聞くのが精一杯だ。

しかし長いこと音楽を聴いているとだんだんサウンドがわかるようになり、ビートを感じれるようになり
楽器への関心が深まっていくような順序がある。

つまり音への理解が深まっていくのである。
しかしドラッグに依存した人がそうであるように
人間社会ではかなり変な人になっていくのである。

しかし音楽は合法だし、なんか変にそういうのを美化したがる
マーケティングが世の中にはあるので、それがどれだけ深刻な病気なのかを語る人があまりいないのである。

病気とまで言い切るが、これはもうダルクのようなリハビリ施設に行ってもらって、少しづつ音楽から遠ざかったほうがいいのである。

音楽という病気はそれくらい人をダメにする。

音楽に深くハマった人たちが作る音楽は、やはり音楽に深くハマった人たちにしか届かないものであり、音楽に浅く魅入られている人たちにとっては理解できない。

しかし音楽経済を回しているのは、そういうような浅い音楽ファンであり、深いファンは徐々にまともな生活をしたくて離脱してくのだ。

長く音楽を続けていて、お金に変えられないでいる人は是非ともこのことを理解してやってほしい。

前々から言っているが音楽を作れるくらいの頭があれば世間では楽にくっていける。