Super Booth 2023 の真実

The Truth about Super Booth 2023

この回の結論

機材回ではないので通常の採点はない。ベルリンに Roland のブースは無く、まともな bad gear は最後まで見つからなかったが、代わりに自作ミームがあちこちのブースの壁とトイレに貼られることになった。締めは Superbooth 3日目、脚が終わって喉も潰れた本人が「毎回どう乗り切ってる?」と聞き、ベテランから「水をたくさん飲む、ちゃんと食う、毎晩酔い潰れない」という身も蓋もない三箇条を授かる。

何を喋っているか

  1. いきなり「これは傑作だ、10点」の声から開幕。Superbooth 2023 の Bad Gear 特別編、舞台はベルリン。「知る限り Roland のブースは無い。だからまともな bad gear が見つかる保証はできないが、探すだけは探してみる」。世界で最も嫌われているオーディオ機材の番組へようこそ。15,000 スウェーデンクローナ=1,500ユーロくらいか、と値段を確認する。
  2. 「安いな」と漏らしたら出展者が「ご希望ならもっと高くできますよ」。「じゃあ特別価格100万ドルで」「いいとも、100万ドルなら俺の開発機を譲る」。ミーム採点コーナーへ。相手は「Nick Batman」ミームを自分ちのトイレの壁に貼ってあると白状し、「元祖だし、これは文句なしの10点」。
  3. MK2 の話をしつつ「手土産を持ってきた、あんたが受け取るべき人だと思う」。「俺の番組はミームだらけで、視聴者に一番ウケたのがこれ」と KORG Volca のカウベル・ミームを差し出す。中の人「これは初めて見た。Volca ネタはかなり失礼なやつも結構見てるけどな」。
  4. 「視聴者が実物を見たいと言い続けているのがこれ」。中の人は笑って「カウベルだけの Volca、俺なら死ぬほど売ってやる」「そのアルバム、聴いてみたいわ」。ネタが本気の商品案として受け止められはじめる。
  5. 別ブースで「YouTube チャンネルをやってて、おたくの機材をよく番組に出してる。番組名は Bad Gear だ」と名乗った瞬間、相手が一歩後ずさる。「いや、逃げただけ」。「日頃うちのチャンネルを助けてくれてる感謝の印にこれを」「最高だ、ありがとう」。
  6. ミームの採点は辛口で「コンセプトは良いが実行は5点かな」。ただし作り込みの根気は認められる。相手は「Bad Gear のイントロを新しくなった機材で組み直したい、前より断然いい音になる」と提案。ツマミを指して「これ何が変わるんだ?」「カウベルが増える」。
  7. Nord のブースへ。「後ろめたいから手土産を持ってきた。Nord のミームは多くないんだが、これを」。中の人「Nord Grand 2 か、いいね」。「この本に手を置いて宣誓してくれるなら、こっちも何か贈らないとな」という流れになる。
  8. teenage engineering の field シリーズを巡る問答。「これ買うと何が付いてくる?」「field(野原)だ」「野原そのものか?」「teenage engineering ブランドの野原だよ、だから値段があれなんだ」。「広さは? 土質は? 転売価格は?」「eBay に定価より高く並ぶのは間違いない」。「これは賄賂?」「いや、ただの贈り物」。
  9. Arturia のブース。ミームを見て「これはよく出来てる、10点」。逆に質問が飛んでくる。「Arturia 製品をレビューして後ろめたくなったのはいつだ?」→「うちのチャンネルの最多再生は、初代 DrumBrute をぶっ壊した動画だ」。
  10. 「まったく気に入らなかった、自分には全然機能しなかった。300ドルのドラムマシンを使い物にするのに1,000ドル分のエフェクターを足す必要がある」。ただし DrumBrute Impact は大好きだと付け加える。Arturia 側も「自分も Impact の方が楽しい。Impact を煮詰めて、エフェクトは他の機材側に足す方が面白いかもね」と素直に同意。
  11. 裸の体に本人の顔を合成した Blade Runner ミームを見せられて「どこで手に入れた…かなり不気味だぞ」。「オリオン座の肩で燃える宇宙船、雨の中の涙、あの演説だろ」「Blade Runner でオタク勝負を挑んでも俺には勝てない」。内容は好きだが自分の姿と生えている毛が気に入らないので4点。
  12. 「Bad Gear の兄ちゃんには bad な Volca が要るな。どこに突っ込むかは分かってるだろ」。別のブースでは「うちの番組、知ってる?」「もちろん」のあとに白状する。「一つ告白すると、明日の回は Pulse 2 だ」「おお、いいね」。
  13. カウベル冗談が本気の仕様検討に発展。「パートはいくつ要る?」「10パートある、コンビは128個入ってる」「マルチパートなら違うカウベルを同時に鳴らせる」「More Cowbell だ」「8ボイスか12ボイスのカウベル」「レイヤリングがもう一段階深くなる」「検討させてもらうよ」。
  14. 礼を言ってミームを渡すと「素晴らしい、ちょうどそこに貼らせてもらう」。Break Stuff、そして「Swift bully が何なのか分からん」「荒らしを大量に引き寄せてるみたいだ」「よう荒らし諸君、全員歓迎だ」。誰かが実際にそのグラフィック入りのパッチを作ったらしい、という話も出る。
  15. 「努力賞で10点。これは素晴らしい、実装すべきだな」と笑いで締める。
  16. Superbooth 3日目。「爺さんになった気分だ — いや、実際に爺さんだった」。脚は限界、喉も潰れている。毎年これをやっているベテランに「どうやって乗り切ってる?」と聞くと、答えは「水をたくさん飲む、ちゃんと食う、毎晩酔い潰れない」。礼を言って終了。